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第23話 含羞 Ⅱ〜side永遠〜
陸也からどんなに大丈夫と言われても 心配で気になって仕方ない
一応昨日教室にいた奴らには それなりに牽制はしたつもりだけど…
自分の無力感に嫌気が差し、こんな顔を誰にも見られたくなくて机に突っ伏した
昨日の陸也と今も病室にいる海音の事が交互に頭を過り、俺の口から盛大な溜息が漏れる
こんな気持ちになったのは 生まれて初めてだ
結局俺は 陸也の害になっただけで、海音にも何が出来る訳でも無い
『…嬉しい…ありがとう』
『俺は…』
退院した時の海音の哀しそうな笑顔と陸也の何処か俺に縋る様な顔が脳裏に浮かんで、胸の奥が苦しくなった
俺なんかにそんな資格無いのに、顔を上げられなくなって 授業が始まっても寝ている振りをし続けていた
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