38 / 41
第37話 燈 Ⅴ
海音の細い身体は簡単に抱き上げる事が出来て、砂浜までそのまま歩いた
「…海音…見えた⁇」
俺のした事は 意味があったのだろうか…⁇
そんな自問自答を繰り返してる間にも、俺の流す物がポタポタと海音に垂れていく
「…海音…聞こえる⁇」
穏やかな波の音 青く綺麗な海
どれか1つでも海音に届いていて欲しい
そう願いながら 俺は海音の身体を抱き締めていた
ともだちにシェアしよう!
fujossyは18歳以上の方を対象とした、無料のBL作品投稿サイトです。
38 / 41
ともだちにシェアしよう!