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(番外編)オメガとアルファのときー4

 もうアルバート以外誰にも入ってこられない空間にいられることで、ほっと安堵する。若干呼吸も落ち着いてきた。  このままベッドで横になり、時間が過ぎるのを待つだけだ。  そう思い、移動しようとしたところで、閉じたばかりのドアが開かれた。レイはビクリとしながらそちらを振り返る。 「レイ、おかえり。大丈夫だった?」 「ま、マスター……」 「レイの甘い香りが、どこへいてもしていたから心配だったよ」  アルバートはその場でしゃがみ込むと、レイの唇に自らの唇を重ねる。 「んっ!」  少し開いた隙間からアルバートの舌が入り込み、レイの口腔へと侵入していく。何もかもを受け入れようとするレイの舌をあっという間に絡め取り、互いにその感触を味わっていく。  くちゅくちゅと音を響かせながらレイは必死にアルバートにしがみつき、離れようとしなかった。彼の全てがもっと欲しい、と行動で示しているように思えた。

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