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(番外編)オメガとアルファのときー8

 半分くらい過ぎたところで、アルバートの手がレイのズボンに触れる。 「あっ……」 「ご褒美に、レイにもしてあげるよ」  ズボンの前が緩められ、下着を押し退けようとする昂ぶりが緩められる。まだ覆うものがあるが、幾分かは楽になったようだ。  同時に恥ずかしさが増していったのか、再びアルバートを脱がしていくレイの手がゆっくりになっていった。それでも、彼の衣服を脱がさないと、レイの求めるものが与えられないということが分かっているようで、手を緩めずにシャツのボタンを全て外し終えた。 「レイ、上手だね」 「あ、ありがとう、ございます、マスター……」  アルバートの手がレイの頭を撫でる。何度か撫でていくうちに、レイの表情は幸せに包まれていた。  マスター、とレイが再び呟くと、アルバートはそう呼んだレイの口を塞いだ。 「んぅ、んっ……」

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