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奏人side

「奏人様」 「あっ‼」 僕たちが大好きな直弥お兄ちゃんが来てくれた。眠そうに欠伸しながら後ろを付いてくるのがヒーリーお兄ちゃん。直弥お兄ちゃんの旦那様だってママが言ってた。背がすごく高くて、見上げていると首が痛くなる。 「ねぇ、ねぇ、ママ可愛いよ」 直弥お兄ちゃんの裾をツンツンと引っ張った。 「えぇ、とてもお綺麗ですね」 「でしょう、でしょう‼」 直弥お兄ちゃんが、パパ達の方に目を向けた。 「お二人とも出掛けないんですか?」 口調が何だか恐い。 「時間がないと伺って、急いで来てみたんですが、私の勘違いでしたか⁉」 「いや、出掛けるよ」 「仕事行かないと・・・」 直弥お兄ちゃんに睨まれ、パパ達、たじたじにになってた。 「奥様がお美しいのは充分、分かりますが、二人共、鼻の下を伸ばしすぎです。ちゃんとして頂かないと」 直弥お兄ちゃんに怒られ、「すまない」「ごめんなさい」パパ達、一斉に頭を下げて、そそくさとお仕事に向かっていった。 「いってらっちゃい‼」 「バイバイ」 はるとひろが、ぶんぶんと手を大きく振って、パパ達を見送っていた。 「ラシャさん、わっかはやり過ぎでは?」 「そうかしら⁉見て見て可愛いでしょう」 「未央様は、何もしなくてもお綺麗なんです」 「あら、そう」 「えぇ」 二人のお話しを聞いていたヒーリーお兄ちゃんが、わざとらしく咳払いした。 「l want to go back to bed?」 (ベットに戻りたい?) 小さい声で何かを呟くと、直弥お兄ちゃんお顔を真っ赤にしていた。 みんな変だよ。 聞いても教えてくれないし。僕達にはナイショだって。大人はズルい‼ 少し過ぎて、王様のおうちからお迎えが来た。 かぼちゃの形をしたキラキラ輝くガラスの馬車にみんなビックリしていた。 「ラクシュマンのご要望通り、お迎えに上がりました」 お馬に跨がったダディが、にこにこ笑っていた。 「奏人、何を頼んだの⁉」 「えっとね、ガラスの馬車のお話しを読んでて、本当にあるの?って、ダディに聞いたら、今度見せてあげるよって、お約束したんだ」 「そうなの」 ママ顔色悪いよ? 大丈夫?

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