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第9話

デスクに荷物を置き必要資料を準備していると 「おはようございます。樫本部長」 「おはよう。木ノ元くん」 頬を赤らめ俺を見つめる彼女。はぁ…面倒だ… 「資料出来てる?」 「はい」 仕事は良くできるから助かってはいるが…彼女の熱いまなざしは正直しんどい… 「じゃあいこうか?」 「はい!あの…部長」 「何?」 「調子悪いですか?」 「あぁ…少し風邪っぽいかな?ありがとう。気にしてくれて。大丈夫だよ」 「何かあったらおっしゃって下さい」 「頼りにしてるよ」 うわぁ…俺ってば気持ち悪い… 会議室に行くと見覚えのない人 「海外支社から移動となりました。リュウト.リーベルトです」 「リーベルト…」 「部長!!部長!!」 「おやおや…私が運びます。医務室はどちらですか?」

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