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第34話

「はっ……あっ、ああっ……!」  ゆっくりと、しかし力強く、亮が自分の中に入ってくる感覚に見悶えた。  本来、受け入れるべき場所ではない所にこんな熱くて硬いモノが入ってくるのだから、苦しくない訳が無い。  よく解してもらったおかげで痛みはあまり感じないが、違和感が酷い。内臓が逆流してきそうだ。 「歩……息……呼吸して……」  苦しそうに呟く亮の言われるがままに息を大きく吸って、吐き出した。吐き出した息の代わりに亮のモノが奥へと突き進み歩の背中は大きく仰け反った。 「あっ……は、あっ……」  呼吸をする度に奥へ奥へと熱が移動する。それが歩にもしっかり伝わってきて、じん、と身体の芯が熱くなる。 「歩……歩……」  何度も呼ばれる名前に亮からの愛情を感じる。他の二人も邪魔すること無く、歩と亮が一つになるのを見守っていた。 「はぁぁ……歩、凄いエロい顔してる……」  赤く染った歩の頬を千花が優しく撫でる。 「痛くないか?」  幸雄が心配して訊いてくるのを頷いて答えた。  一つに繋がっているのは亮なのに、千花とも幸雄とも繋がりあっている様な感覚がした。それは下半身の繋がりではなく、心の繋がり。 「歩、動くな?」  亮が歩の腰を掴んでゆっくりと身体を揺らし始める。少しの刺激でも敏感に反応して、思わず身体を捻って幸雄に縋り付いた。  幸雄は自分の腰に巻き付いてきた歩の腕を解き、身体を歩の背中に入れて後ろから支えるとピンと張った胸の突起を弄り始めた。 「やっ、ああっ……」  亮と幸雄に同時に攻められてガクンと身体が大きく撓った。 「可愛い、歩。イッちゃった?」  歩の口唇にチュッとキスをして千花が妖艶に微笑む。

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