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最終章・彼の真意。(4)
「ねぇ、アマデウス。一緒に兄さんを探す気になった?」
優しいコルベルの気遣いとライオネルの存在がアマデウスの胸を熱くさせる。
「そうだな……」
ようやくアマデウスは重い腰を上げた。気分はさっきよりもずっといい。
「なんやうちの存在無視かいっ!」
背後ではシンクレアが何やら憤怒しているが今はそれどころではない。アマデウスはコルベルと共に部屋を出た。
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