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番外編第10話

「……っく……」 座位だと奥まで突き刺さってきて、苦しい、だけどもう快感を知ってしまった身体は疼いて刺激を求めてしまう。 「ずいぶん良さそうだな、啓」 喉を鳴らして和己が俺を見上げる。 余裕そうなその表情が―――ムカつく。 腰を揺らしながら和己の唇を塞いで舌を差し込んだ。 一通りその咥内を荒らす。 熱く疼く後孔と、自分から絡める舌から沸き上がる快感。 「……は……っ」 頭の中が溶けそうなくらいに沸騰して俺は和己から唇を離した。 「もう、終わりか?」 ぺろり、と舌を舐めながら目を細める和己が……やっぱりムカつく。 俺は荒い呼吸のまま和己を睨みつけた。 「……和己は……気持ちよくないのか…よっ」 和己とは全然経験値が違うし、和己の余裕を崩すのは難しい。 「俺……下手?」 少し不安になって腰を動かしながらも和己の頬に手を添えて訊いてみた。 和己は眉を寄せて―――深いため息。 「お前なぁ……ほんっとうに」 「……なんだよ…。俺は和己にももっと感じてほしいから…」 「あほ」 「はぁ? ―――っん、くッ」 和己は身体を起こして俺の腰を抱くと下から突きあげてきた。 「感じてるからこーなってンだろ。お前が乱れまくればもっと感じるから、せーぜいヨガれっていつも言ってんだよ」 ニヤッと笑って、それがまた余裕そうで口を開きかけたら塞がれ舌が入り込む。 「……ッ…ん」 肌のぶつかる音が激しくなる。 背筋を這う手と快感に脳が全身が痺れて熱に思考回路が焼きちぎれそうだ。 強く突きあげられて目の前が白んでいく。 「……か…ず……っ」 キスの合間に名前を呼べば目があった。 ふっと口角を上げる、けど……少し余裕がないような欲にたぎった濡れた目。 それにほっとして、また熱く口を塞がれて俺は和己の背に腕を回す。 達するための律動。 座位からソファに押し倒されて身体を密着させたまま揺さぶられる。 「……く……っ」 身体も吐息もすべてが熱い。 高まる熱に吐射感が込み上げる。 ソファの軋む音と腰を打ち付ける音。 密着しているせいで俺と和己の間で俺のものも擦りあげられて脈打つ。 「……ッ……ァ…ッ」 急速に快感が絶頂へと押し上げられていき、俺は一層強く和己にしがみついた。 そしてぐっと強く前立腺を抉るように突かれ俺は欲を吐き出し、目の前はスパークした。 身体がびくびくと痙攣する。 咥え込んだ和己のものが膨張し、次の瞬間ナカで爆ぜるのを感じた。

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