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ぎょっとして再び振り返ってみれば笠原の視線の先にはいつの間に目覚めて眼鏡を装着済みの紙屋が膝立ちとなってすぐ背後に迫っていた。
自分達と違ってちゃんとハーフパンツを履いている紙屋を、笠原は、面白くなさそうにじろっと睨む。
「こそこそ盗み見してんじゃねーよ、紙屋」
「盗み見じゃないよ、声、かけたし」
「うるせー」
「なんで加賀見のチンコ触ってるの?」
「朝勃ちしてやがんだよ、こいつ」
「それで? ふぅん」
笠原は床に四つん這いとなってソファで眠る加賀見の股間に触っていた。
紙屋のすぐ真ん前には笠原のお尻がある。
昨日の夜、何度も何度もペニスを突っ込んで奥までぐちゃぐちゃにした友達のお尻が。
「ちょ、おい、紙屋っ?」
自分の尻を撫でてきた紙屋に笠原は真っ赤になり、また友達を睨みつけた。
「てめー、なにしてんだよっ」
「なにって、笠原とおんなじこと、だけど」
「あっ」
紙屋の手が尻の割れ目を伝ってぷりぷりな睾丸にまで届く。
ボクサーパンツ越しにむにゅんむにゅん揉み転がされる。
「てめ……っ」
「昨日は、あんなに」
柔らかい布越しにアナルまで指の腹で撫で上げられた。
「あ……っ」
「俺にはめろって、誘ったくせに、今日は恥ずかしいの?」
寝ている加賀見の朝勃ちペニスに笠原が触れているのを目撃した瞬間、起き抜けながらも紙屋は興奮した。
硬直している笠原のボクサーパンツをずり下ろすと、日焼けしていない真っ白なお尻をむにぃっと左右に押し開いた。
「……あ」
「な、なんだよ?」
紙屋はちょっと微笑んだ。
反らし気味の中指を、ぬぬぬぬっと、笠原のアナルに沈めていく。
「あ、あ、あ……」
「俺の精液……笠原のケツマンに溜まってる」
朝一でお尻をいぢられて、ケツマンなんて言われて、たちまち涙目になって肩越しに切なげに睨んできた笠原に紙屋は言う。
「昨日の夜の続き、しない?」
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