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3-夏休みないとで3Pえっち

以下、一学期終業式後の会話。 「俺、やっぱ二年の先輩女子と付き合うことにした」 「へーーーーーーーーーーーー」 「楽しい夏休みになるといいね、加賀見」 「う、うん」 そして現在、夏休み真っ只中。 加賀見は自室デスクに広げた夏休みの宿題にまるで集中できずにいた。 高校一年生、大量の宿題は別として、無条件で楽しいはずの夏休み。 それなのに加賀見の顔色はここ最近ぱっとしない。 あれだけ切に願っていたカノジョができて、うはうはライフを過ごしていそうなものだが。 「はぁ。つまんない」 そう。 加賀見は友達で3Pした仲でもある笠原と紙屋にウソをついた。 先輩女子からの「付き合わない?」申し出は丁重にお断りし、そのままだ、そもそも一度ふった相手に「やっぱ付き合う!」なんて失礼千万、加賀見にだってそれくらいわかる。 どうして二人にウソをついたのか。 それは。 「笠原と紙屋って、お似合いなんだもんなぁ」 そう。 なんだか自分がお邪魔虫のように思えて身を引くためウソをついた。 だって笠原と紙屋、ときどき、恋人同士みたいにえっちすんだもん。 ちゅーしながらやりまくって、らぶらぶムード出すんだもん。 なーんか俺の身の置き場がないっていうか。 今頃、真っ昼間からまたえっちしてんじゃないのかなぁ。 『紙屋ぁ……ソコぉ……お前のカタイのでいっぱいぐちゅぐちゅして……っ』 『今日の笠原、すごくえろいね……? いいよ、ほら……っ』 『あんっらめぇっやっぱらめっおかしくなっひゃぅ!』 『もう止めらんないってば……笠原の今日のケツマン、最高にえろい……っ!』 『あぁんっ、紙屋のばかぁ……!』 シコシコシコシコシコシコ 友達笠原と紙屋のエロ妄想をおかずにして、ひとりシコシコをおっ始めた、童貞加賀見。 『ケツ出せっ次は俺が突っ込んでやる!』 『や……! そんないきなり激しいの……っもっと優しくしてよ、笠原……っ?』 『うるせーエロ眼鏡!!』 『うぁぁっっちょっ待っ……笠原ぁ……!』 ズリズリズリズリズリズリ あーどうしよ、友達で妄想してシコるなんて、変態か、俺、でも前に二人がシてるの見ながらヌいたこともあったし、別いーか、許されるよ、うん! 「あー……笠原ぁ……紙屋ぁ……」 デスク上で開かれたノートに片頬をくっつけ、ヨダレで方程式を滲ませながら、加賀見はひとり虚しくシコシコに夢中になるのだった。

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