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床に追いやられたピザケース。 アンチョビやチーズの匂いがぷんぷん漂っている。 テレビはしっとり気味なエンディング曲を流していた。 「は……っちょ、紙屋、っ……ン」 ソファに横たわった笠原の股間にすっぽり顔を埋めた紙屋。 その口内に深々と笠原のペニスを招き入れて、甲斐甲斐しく、ご奉仕していた。 「は……!」 まっかっかになった笠原、ゆったり広々とは言えないソファ上でもどかしげに身を捩らせた。 友達のフェラにすんなり勃起した十代ペニスはカウパーをとろとろ垂らし続け、紙屋の口内は普段以上にびちゃびちゃと化していた。 「ん……笠原のチンコおいしい」 「ッ、うそつけ……こんなん激マズだろーが」 「ううん、ほんとに……」 一端、口内から解放した笠原ペニスに、紙屋はれろろろろ~~と根元から先っぽにかけて生温い舌を這わせた。 ビクビクビクビクッ! 「う、あ、それヤラシ過ぎ……ッだ!」 「……ねぇ、俺も勃った」 「え、あ、え?」 「……笠原、触ってみて?」 横たわる笠原の真上に覆い被さるようにやってきた紙屋、所在なさそうにしていた手をとると、自分の股間へ。 あ、ほんとだ、紙屋、勃ってる。 すげぇ、勃ってる。 …………むに 「あ、ッ」 「……ンだよ……服越しに触られただけで……イキそうになってんじゃねーよ」 「ん」 むにむにもにもに揉んでやれば小動物みたいに弱々しげに震える紙屋の姿にド赤面笠原はゴクリと唾を飲む。 やば、どうしよ、なんか俺もしゃぶりたい、紙屋のちんぽしゃぶりたい。 でも、俺のちんぽ、まだ紙屋にしゃぶってほしい。 「……ちょっと、退け、紙屋」 「あ、笠原……、え……?」 「お前と俺で、二人だけで、こんなことするなんて……ガチホモ過ぎてウケるよな」 「え、うそ、笠原……ぁ……ぁ……」 紙屋に逆向きに跨った笠原はがさごそ取り出した紙屋ペニスにしゃぶりついた。 大胆に先っぽを頬張って、ちゅうちゅう吸いつつ、ぴちゃぴちゃぴちゃぴちゃ舌を絡ませた。 「あ、あ、すごい、すごいきもちいい……笠原っ」 あったか口内に招かれて舌愛撫でもてなされて、全身を火照らせながら、紙屋もご奉仕を再開した。 顔の真上で反り返っていた笠原ペニスの向きを片手で調整し、自分の唇奥へぬぷぬぷ誘い込む。 えろえろシックスナインで理性が麻痺した二人は無我夢中でしゃぶり合った。 相手のカウパーを自身の唾液に溶け合わせてごっくんしたり。 つるつる先っぽを集中的に攻めてみたり。 間もなくして過剰にびくつき始めた笠原・紙屋の下半身。 「んーーーッ……ん、ん、ん、ん、ん……ッんーーーーッッ!!」 「ッッ…………ッ、んっ、ッ、っっッッ、ッッ~~~……!!」 二人、仲良くしゃぶり合いながら同時に昇天。 あったかぬるぬる口内ではち切れんばかりに育った十代ペニスから十代思春期汁を発射させた。 喉粘膜にびしゃびしゃ注がれた友達スペルマをごくごく飲み込んだ。 「あっ、いったばっかのチンコッ、そんな吸わないでッ、笠原ぁッ」 「うるせ……ッ、あ、ん、お前こそ先っぽしつこく舐めてんじゃねーッ、紙屋ッ」

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