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黒を基調とした大人っぽい紙屋の部屋。
外はすでに暗く、細く開かれたままのカーテン隙間から外灯の明かりがうっすら差し込んでいる。
薄闇に規則正しく響くベッドの軋み。
壁際に設置されたベッドに仰向けとなった笠原、素っ裸にされて(※靴下だけ着用)、すっぽんぽんの下半身は濡れ濡れな状態で。
キツキツ窮屈アナルを紙屋ペニスが忙しげに行ったり来たり、していた。
「はぁはぁ……っあっ、笠原……っはぁはぁ……っ」
せまーい肉孔による悶絶抱擁にもっていかれてしまいそうな、何とも危うい心地に、攻め手の紙屋は声が止まらない。
もっともっと笠原を感じたいと、さらにぐいぐい奥の奥までペニスを押し込んだ。
うねうね収縮するキツキツ窮屈アナルの熱さに蕩けてしまいそうだ。
「はぁ、やっぱりすごい……笠原のケツマン……っ奥も、入口も……っすごく熱い……ッ」
「うるせッ、ケツマン言うなッ、エロ動画見過ぎなんだよッ……っあんっ……ひゃっぁっ、ッぁ」
笠原と違ってセーターにシャツにスラックスと制服を乱した程度の紙屋、自分のピストンになされるがまま喘ぐ笠原にきゅんきゅんし、よりギンギンになった。
「うっぁ、俺んなかでッ、でかくすんじゃね……ッ、やッ!? ごりごりやらぁッ! よすぎるってばぁぁ…………ッ!」
その目つきと口と態度の悪さ故に友達の少ない、あの笠原が、涙を流して、セックスにとろとろになって自分のベッドで溺れている様に興奮が止まらなくなった。
『変態加賀見がいねーとそういう雰囲気になんねーよ、なぁ?』
『……そうだね、加賀見がいる3Pじゃないと意味ないよ』
ほんとはね、笠原。
俺はあの頃から二人っきりでシてみたかった……。
「んっ、笠原……っ」
ぐっと前のめりになってピストン速度を上げた。
二度目の昇天目指し、笠原アナル最奥でがむしゃらに自身を追い上げた。
「ぅぁぁぁっ、はやっ、はやいってばぁぁ~っっ、ばかぁッこのエロ眼鏡ッ眼鏡割んぞッ」
「あーーーっ……いいっ、もっ、射精そう……ッ射精ちゃうよ、笠原ぁ……ッあ、あ、あ……ッで、射精る……っ笠原のケツマンでッ、もッ、いっぱい、射精る…………ッッ!!」
パンパンパンパン一心不乱に突きまくった末に、紙屋、絶頂射精へ。
背中を波打たせながら笠原の肉奥で二、三度ペニスをブルブル痙攣させ、勢いよく、二度目とは思えない大量十代スペルマを流し込んだ。
「ひ…………ッ!」
「ッッッ…………はぁーーッ……はぁーーッ……はぁはぁ……はぁ……」
で、お次は笠原のターン。
「このエロ眼鏡ッッ! こうしてやるッ!」
「あっあっ笠原っ、こんな明るいの……っ恥ずかしいよ……」
カーテンが細く開かれたままの部屋、つい先ほど点けたばかりの天井の明かりが煌々と照らす中、素っ裸の笠原、制服を乱した紙屋にガチ突きバックで仕返し、した。
「はぁ……ッ? なに言ってんだよッ……朝っぱらからシたこと、あるじゃねーかッ」
ぐちゃぐちゃ皺だらけのシーツに顔を埋めていた、眼鏡がずれ気味な紙屋、こっ酷くパンパン突かれて頻りに呻吟しながらもちゃんと返事を。
「だ、って……ッふぁ……ッ、今、二人きり、だから……っんく、ぅ……ッ二人っきりで、突かれるの、初めてで……ッ明るいの……ッ恥ずかし、ぃ……ッ」
「……お前、えろい処女みてー……」
恥ずかしがる紙屋に俄然滾った笠原、露出させた尻たぶにぐっと五指を食い込ませて欲望のままに加速した。
ギチギチ狭まるアナル奥に幾度となくペニスを捻じ込ませては突いて、引いて、突いて、引いて、小刻みストローク。
仕舞にはぺちゃんと崩れ落ちた紙屋の背中に抱きついて、動物さんの交尾みたいに、我を忘れて種付けピストンまっしぐら。
「んーーー……っっ、笠原ぁ……っ」
「エロ処女眼鏡に中出ししてやるよッ、紙屋……ッあ……も、だめぇ……っいっちゃぅ……ッ!」
がくがく揺れ動く紙屋をぎゅーーーーーっと抱きしめて、笠原、たっぷりどくどくびゅるびゅる、紙屋アナルに種付けした……。
「フ、フラれたぁ」
「やっぱな」
「ひ~ん」
「加賀見、ポテトおごってあげるよ」
「フン、じゃー俺はりんごパイおごってやるよ」
「か、紙屋ぁ、笠原ぁ……ところで二人、付き合い始めた? 俺の前でえっちして俺にズリネタ提供してくれる?」
「……今すぐにしね、変態童貞」
「いつの間にそんな変態キャラになっちゃったのかなぁ、加賀見は」
カ行トリオはとりあえず今日も仲良しです。
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