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15-6
「あーーーーーー……すっごいっ、なにこれぇっ」
初めての渉……ではなく、すっぽんぽん変態加賀見は喘ぎ声が止まらずにのめり込んでいた。
渉との初本番。
まだ全てを捻じ込まずに、途中まで挿入した段階で、自分の唾液でとろとろにした純潔孔に十代ペニスをゆっくり出し入れする。
「ん……っく……」
加賀見と反対に渉はきつそうに目を閉じていた。
初めてなのだ、当然、その負担は大きい。
指とは比べ物にならない質量で押し拡げられ、内壁を擦り上げられて、お腹の底がせり上げられる感覚につい怯えてしまう。
「は……ッはぁ……ッ」
勝手に涙がぽろぽろ溢れた。
加賀見に見せたら駄目だと、咄嗟に片腕で顔を隠して歯を食い縛る。
「……渉さん……」
あの変態加賀見が。
一度発情してしまえば絶頂するまで腰を振り続けていた変態高校生がおもむろにピストンを中断した。
痛いんだ、やっぱり、初めてだから。
俺はすっごい、すっごい、きもちいいけど。
止めるのはムリだから。
もちょっと、ゆっくり、してみよ。
いっぱいいっぱい突きまくりたいパコパコ欲求を抑え、加賀見は、ゆっくりを心がけて渉にペニスを抽挿した。
抉じ開けた後孔を緩々と行き来する熱々肉棒。
じっくり、じっくり、突き入れる。
「ん……っ」
徐々に渉の様子に変化が生まれていった。
苦しげな息を連ねていた唇は上擦った声を零し始め、翳した腕の下で眉間に深く刻まれていた縦皺は一つずつ減り、痛みに萎えていたペニスが次第に熱を取り戻していく。
「あ……っはぁ……っん、ン……っ」
あ……ちょっと……よさげじゃない?
俺はずっとすっごいイイけど!
「あ……っ?」
熱を取り戻しかけのペニスを優しくしごかれて渉はゾクゾク背筋を震わせた。
腕を退かして目を開けば。
ずっと渉のことを見つめていた加賀見と視線が重なった。
「渉さん……きもちい……?」
いつになく加賀見が男らしく見える。
自分より年下なのに立派な雄に感じられる。
目が合っただけで渉は締まった。
掌に抱かれたペニスがブルブル痙攣し、もっと強めにしごかれると驚くほど濡れた。
「渉さんも俺と同じくらいきもちよくしてあげるっ」
渉のものをしごく手は休めずに加賀見は上体を倒した。
捲れていた服をさらに捲り上げて、渉に拒まれたはずの乳首を、再び……。
「ッ、ッ、いやッ、そこいや……ッ!」
渉はまた拒んだが今回の加賀見は離れなかった。
ちゅぅちゅぅちゅぅちゅぅ、先程よりも過激に吸いまくった。
「やぁッ……かがみ、く、ん……ッ」
「んっ。なんで嫌なの? 渉さんのちんぽも、ナカも……すごく感じてるよ?」
「ちがぁ……っあ……っあん……っ」
「いいんでしょ? 変じゃないよ? もっと感じて?」
加賀見の変態舌に渉の純潔乳首がどんどんコリコリ化していく。
怖いくらい下腹部が熱せられる。
頭の中がぐちゃぐちゃになる。
「あっあっあっ……」
蕩けてきた渉の声に加賀見はガマンできなくなった。
変態ペニスをもっと奥へ、みっちりせめぎ合う粘膜の狭間にぐいぐい押し込み、ずりずりずりずりしごかせた。
「や……っ奥……に……?」
「んっ。俺の、渉さんのナカにぜーんぶ……はいっちゃった」
「っ……かがみくん……」
「俺といっしょに感じて? いっぱいきもちよくなって?」
乳首を舐め吸いされながら、ペニスをぐちゅぐちゅしごかれながら、お尻の奥を小突かれる。
堪らなくなった渉は加賀見に抱きついた。
年下高校生に自分から頬擦りして、首筋をはむっと甘噛みして「んーーーーっ」と呻吟した。
まさかの渉の甘噛みに加賀見は全身ゾクゾク総毛立たせた。
渉の奥に突き入れたペニスをブルッ、ブルッ、激痙攣させ、そして……。
「ああああっ!でちゃううっ!」
「ッ……やぁぁ……ッぼく、も……ッ……ッ」
恋人同士な二人は仲よく一緒に絶頂した。
「ねーねーねーねー聞いてくれる!?」
「絶対に聞かない」
「またガムテはられてーのか、この変態ヤロー」
月曜日、ウキウキルンルンな加賀見を一目見て色々と察した紙屋と笠原、すかさず釘を打ってノロケをお断りシャットダウンしたのだった。
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