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渉の柔らかな手に怖々と握りしめられて加賀見は気持ちよさそうに鳴いた。 「うーーー……っっ渉さぁん……っっ」 かろうじてスーツを脱いでいた渉にのしかかり、制服ズボンの前をだらしなく寛げた変態高校生はベッドで盛んに腰を振る。 ネクタイは締められたままになっている渉の掌で変態ペニスを恥ずかしげもなくしごかせた。 ぎこちなく絡みついた五指の微熱を痛感する。 あっという間に熱々肉棒と化したナニをよりギンギンに滾らせていく。 「加賀見君、いつもこんな……っ帰ってすぐ、こんなことばっかり……」 帰宅早々ベッドに押し倒されて眼鏡がずれかけている渉、紅潮しきった頬で、捩れた眼差しでちょっと咎めるように加賀見を見上げた。 年上らしく窘めてきた渉に加賀見は一層興奮する。 「もっと……だめな俺のこと叱って、渉さんっ……渉さんに怒られるの好きっ!」 渉は真っ赤になった。 年上らしからぬ反応に堪らなくなった加賀見は盛りのついた勢いのまま半開きだった唇にぶちゅぶちゅぬるぬるなキスを。 「んーーーーーっっ」 おしゃぶりじみた発情キスにぎゅっと目を閉じて渉は呻吟した。 手の中でどんどん熱く湿っていくペニスに自分自身興奮を強いられる。 ビクビクと脈打つソレに指先を濡らされて、口内を満遍なく舐め回されて、いつものように火照ってしまう。 「か、かがみ、くん……っ」 唇から逸れた唇は次に頬や耳元、こめかみ、首筋を忙しげに這い回った。 ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、小刻みにリップ音を立て、上気した肌をついばんでいく。 「っ、だめ、それ、痕がつくから……」 「っ……じゃあココなら痕つかないよね!?」 「んーーーーーっっ!!」 再び唇をぶちゅぶちゅむちゅむちゅされて渉は涙を滲ませた。 「ぷぁっ、ふっ、ん、ン……っぁ、っふ……っ」 「んっんっんっんっ……おいしー……渉さん……」 パンチラ女子より俄然そそられる。 「い……っいっちゃうっ、でちゃうっ! ちんぽから精液いっぱいでちゃうーーーーーっ!」 渉の真上で一頻り腰を振りまくった末、加賀見は仰け反り気味に腰から下をブルリと波打たせた。 掌の内側で同じくブルブルしたかと思えば元気よく解放された変態男子汁。 腹の底が沸騰するような心地で加賀見は歯を食い縛った。

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