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「渉さん、だして?」
「ッ、それは、ほんと……ッ申し訳ないから、っ、あ、ダメだって、加賀見くん、っ、っ、やっ、んっ、んっ!」
根元をシコシコしごかれながら先端を執拗にじゅるじゅる吸われて渉は思いきり喉を反らした。
ヒク、ヒク、喉骨が震えた。
押し出された涙がぽろりと伝い落ちていく。
「だ、め……っっ……も、加賀見くんっ……っっ……ぁ、ぁ、ぁ……っっん……っっ!!!!」
「ッッ…………んっ、んっ、んくっっ、んくっっ」
「ッ、ッ、ッッ……のんじゃ、だめ、ぇ……もぉ……っぁぁ……っ!!」
加賀見は嬉々として渉の白濁雫をごっきゅんごっきゅん飲み干した。
「ぷはぁ~~っっ……ごちそーさま、渉さん」
「……加賀見君、いつもそうだけど……強引過ぎるよ……っあ」
「渉さんのフェラしてたら、すぐ復活しちゃった……はぁはぁ」
虚空に向けて勇ましく反り返っている変態ペニスに達したばかりの渉はモジ……となる。
唯一、渉が許していないことがある。
それは本番だ。
もう少し時間がほしいと、加賀見に常日頃お願いしてあった。
「今日もだめ……?」
加賀見が上目遣いに尋ねれば渉は「うん……ごめんね、まだ心の準備が」とすまなさそうに侘びた。
「だけど……その、アレなら……いいから」
アレとは。
いわゆる素股というやつで。
「あ~~~っあ~~~っ、渉さんの、お股ぁ……っお股あったかいっっ!お股最高ぉぉぉっっ!」
「か、加賀見君、もうちょっと声、小さくしようねっ……?ねっ?」
「あ~~~~っっ!!」
四つん這いになってくれた渉のお股に変態ペニスをごりごりごしごし擦りつける加賀見、絶頂本能まっしぐらな彼は発情ボイスを所構わず出し続けるのだった……。
渉さん、本番、まだ怖いんだって。
俺はいつの間に、って感じで、怖いなんて思う暇もなかったけど。
「常識ある他の人と変態の自分を一緒にしたら駄目だよ、加賀見」
「お前は発情期の獣と同ジャンルだッ」
教室で紙屋と笠原に諌められて加賀見は目を見張らせた。
「でもでも、紙屋も笠原も、自分らが俺のこと、」
「過去のことは掘り返さないでくれる」
「女々しいんだよッ」
俺の処女奪ったの自分らのくせに、まぁ、いーけど。
渉さん、いつになったら本番許してくれるかな。
早く渉さんとパコパコしたい!!!!
「……全部口に出てるんだけど、加賀見」
「ほえ? ほんと?」
「……紙屋、ガムテープ持ってこいよ、コイツの口しっかり閉じてやる」
非常に緩い加賀見のお口がガムテープで閉じられている頃。
「同窓会……?」
職場の片隅、渉は来月予定されているというクラス同窓会のお知らせを親しい友人から携帯で聞かされていた。
『好きな人、いたんだよね、俺に似てたって』
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