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ぎっしぎっしぎっしぎっしぎっし
「あっあっあっ……んっ……あっ……」
加賀見の生ペニスにちょくで突き上げられて渉は高熱に魘されるように身を捩じらせていた。
「っ……ん……っ熱ぃ……加賀見くんの……っ」
渉さんにおねだりされちゃった。
生で、って。
そんなこと言われたら俺余裕で止まらないよ、渉さん!?
「奥っ……激しく、突かれてっ……ッ」
「んああっ!渉さん渉さん渉さんっ……おれっ……いく……!!!!」
元気溌剌生ペニスに十代飛沫を流し込まれて渉は一段と身悶えた。
射精しても尚腰を動かし続ける男子高校生にぎゅっとしがみつき、首筋をはむっと甘噛みした。
「あああああっ!甘噛みきもひいっ!」
「ん……っも、ぉ……三回目っ……最初のも入れたら……四回目……それなのに、まだ、こんな……硬いなんて……」
ごぷっ、ごぷっ、新たに流し込まれて氾濫し、ぬるぬるな結合部からとろとろ溢れ出した濃密白濁泡。
それでもまだ動き足りない加賀見はくたくたになりかけている渉を上目遣いに覗き込んだ。
「もうおしまい……? もうだめ……?」
渉の耳には「クーーーーーン……ッ」という鳴き声の幻聴が届いていた。
「次で……最後だからね……?」
「わんっっ!!」
「えっ……う、後ろから……? ちょ、待って、それは」
「わんっ!わんっ!わふっ!」
「あーーーー……っ深ぃっ……い、やぁ……っ」
渉の背中にのしかかってパンパンパンパン、リズミカルに動き始めた加賀見、悶えよがる年上恋人の紅潮しきった耳元で鳴いた。
「わぅーーーー……渉さんのココ、俺の生ちんぽにいっぱいだされて、すっっごい、ぬるぬる……とろっとろ……」
「や、め……っそんな、音、鳴らしちゃ……っ」
「嫌なの……? でも、渉さんのココ、キュンってなったよ……? あったかくて、きもひい……腰止まンない……!」
自分の真上で本能まっしぐらに腰を振り立てる年下恋人を、渉は、肩越しに濡れそぼった双眸で見咎めた。
「もぉっ……かがみ、くん、の……えっち……ッ」
鼻血モノな台詞により猛烈に滾った加賀見。
年越し蕎麦は生憎ながら年明け蕎麦となりそう、だ。
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