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Ⅰ 俺の部屋に競パン野郎がやって来た!!⑥

……ない。 恐る恐る目を移した下半身 てっきり、はかされていると思っていた競パンがない。 だが、しかし! ピッチピチ 「ピッチピチだァァァーッ!」 俺の下半身が魚になってるーッ 「人魚だよ」 なぜに人魚!? 「京太に一番似合う仮装だからな」 「今日はハロウィンだ」 「似合わん!」 人魚なんて似合ってたまるものか。 足をジタバタ動かすけれど。 ピッチピチ、ピッチピチ 「京太、可愛い♪」 「人魚になりきってるな♪」 んな訳あるかー! 必死の抵抗してるんだッ 大体、なんで。 ハロウィンだって言うのなら、俺だけこんなの着せられて…… 「お前達は仮装しないんだよ」 「俺達してるだろ」 「ほら」 でんッ★ ダンッ★ 「ギャー!」 ピッチピチ パッツパツ アソコの形が布地に張りついて、立派に主張してるーッ 分かった……分かったから~ 「縣と先輩はスイマーの仮装な……」 つか、縣は大学で水泳部。 先輩はサーファー。 これって仮装になるのか。 「違うぞ、京太」 「俺達は狼男の仮装だ」 「………へ?」 モフモフの耳、付いてないぞ。 フワフワの尻尾も…… 一応、覗いてみよう。よいしょ…っと。 「ワァッ!」 ゴムの上、パッツリ割れ目が見えてしまってるーっ! 縣と先輩のお尻の割れ目……目に焼きつけてしまった~ 尻尾、ないよ。 これの…… 「どこが?」 狼男? 「それはね、京太」 「男は皆、狼なんだぞ!」 でんッ★ ダンッ★ 「ギャアァァーッ!!」

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