暫くそうして異様な感触を楽しんでいると、瑞樹の身体がびくびく跳ねだした。慌てて唇を離せば、ビニール袋が一気に膨らむ。どうやら息ができなかったようだ。 「すまない。苦しかった？」 「……っ、あなたが、望むなら。僕は」瑞樹が優しい手つきで抱きしめてくる。「何でもします。どんなことでも……だから」 　もっと。もっと、と後孔を締めつけられ、清一郎は唸った。 　華奢な腰を掴み、肉杭をじわじわ引き抜いては、再び力強く押し込む。カリ首で肉襞を擦ったら、瑞樹は気持ちよさそうに足をびくびくと痙攣させた。 　熟れたように艶めく胸の蕾。清一郎はそこに強く吸いつきながら腰を動かし続ける。こりこりとした蕾を舌で転がし、先端を歯で擦ると、肉襞の温もりがぐんと増した。 　瑞樹が股間を大胆に押しつけてくる。彼から滴る潤みで、清一郎の下腹部が濡れた。 「ペニス、触ってほしい？」 「んんっ、ああっ、そんなっ……僕が、自分で……っ」 　瑞樹は手探りで自らの肉杭を探り出すと、根元を掴んだ。裏筋に親指が当たるようにし、ぐじゅぐじゅと扱き始める。 「残念。俺が触りたかったのに」 　清一郎がそう囁いた途端、瑞樹の肩がびくりと跳ねた。彼は腕を身体の両脇に戻して、ふぅぅ、と細い息を吐く。 「どうぞ……っ、僕の、はしたない……おちんちんを……っ、めちゃくちゃに弄ってください」 　瑞樹の肉杭から零れる潤みは、僅かに濁っている。 　全身が灼熱の炎で焼かれたような錯覚。ああ、彼は綺麗だ。いつもは美しい顔にばかり目がゆくのだが、そこにビニール袋が被せられている今、身体へ視線が集中する。彼の身体は薄桃色に染まり、玉の汗が噴き出ていて、肉杭はひくひくと揺れている。後孔に肉杭を深く埋め込まれ、白い喉を仰け反らせて、すぐにでも自らの肉杭を弄りたいだろうに……健気に我慢している。 　凄まじい支配感だ。 　清一郎は瑞樹の肉杭に触れた。亀頭を指で弾けば、そこはぷるん、と跳ねる。 「っあっ！」 「可愛い」 　胸元へキスの雨を降らせ、清一郎は再び腰を動かし始める。赤く充血した左右の蕾を交互に吸いながら、肉襞をずじゅずちゅと摩擦し、瑞樹の肉杭に指を這わせた。先端を親指でぐりぐり押せば、中の締めつけがこれでもかというほどに増す。 「んんっ、ああっ、清一郎っ、あっ、先にイってしまう……っ！」瑞樹が喉を仰け反らせ、喘いだ。 　清一郎は彼の睾丸を撫でる。 「いいよ。ほら。イって。瑞樹、ほら、どんなふうにイくのか、教えて？」 　肉杭で奥をごりごり擦り、前を強く扱きながら囁くと、瑞樹は首を大きく振った。背中が僅かに丸くなっている。 「っ、あああっ、あっ、ああ……っ、おちんちんにっ、ずぼずぼ、されながら……っ、イクっ、乳首、じゅうじゅう吸われながら、イクっ、イクっ、イクっ!!」 　乱れきった声を上げ、瑞樹は身体をびくびく痙攣させながら吐精した。しかし、清一郎は肉杭への愛撫を止めない。吐き出された精液をそこへぬちゃぬちゃ塗りつけながら、猛烈に腰を打ち付け続ける。 「っあっ、駄目っ、ああっひゃめっ、ひゃぅぅっ!!」 　瑞樹が首を激しく振ったため、ビニール袋が捲り上がり、隙間からちらりと顔が覗く。肉の悦びに浸っているような表情だ。唾液と涙で顔はぐちゃぐちゃに汚れている。赤く艶めく唇はだらしがなく開き、瞳には恍惚とした光が宿っていた。