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第42話

 時雨様は部屋にあるバスルームでシャワーを浴びている。いつものことだけど。  お背中ながそうかな? 僕は着ていたパジャマを脱ぎ捨てて時雨様のいる風呂場へと何も持たずに行くと、 「っく……ふ……んん、って、あ、梓馬!?」  そこに居たのは、自慰をする時雨様。もしかしていつも一人で抜いてたのかな? 「し、時雨様のお背中流しに来たんですが、お邪魔でしたか? 僕が、その、えと……時雨様をお慰めしてもいいんですよ?」 「え!? いいのかい? 無理してはいないね? 梓馬の事を考えたらこうなってしまったんだ。梓馬、舐めてほしい」 「は、はい」  声が裏返るのがよくわかった。久々の時雨様だから、緊張する。  この風呂場は温かいから風邪引かなくてすみそうだな。なんて考えながら、僕は時雨様のペニスをそっと舐めた。 「ふっ……き、もちいい、よ梓馬……」  下で裏筋をつーっと舐め、焦らしながらも、ふぐりを頬張る、時雨様がこういうことされるのが好きなのは知っている。 「はむはむ……んちゅ、ずりゅ……んあ、ふん……しぐ、れさまぁ、ちく、びさわ、っちゃだめぇえ」 「梓馬が私を求めてるんだから、私だって求めたくなるに決まってる。梓馬、やっと梓馬を……梓馬! ふ…‥はぁはぁ」 「し、ぐれ様き、もちいいれふか??」 「いい気持ちだぁあ、舌使いが流石だね、ん……!」  シャワーに打たれながらも口の中でもごもごさせて、舌をたくさん使って時雨様を慰める。それだけで僕はぽうっと惚けてしまう。頭を撫でられ喜びは絶頂へと向かっていっている。 舌はきちんと動かしつつも、大好きな時雨様のペニスは大きくなっていて先走りの我慢汁が出ているのを味わった。苦いけど、時雨様の味。亀頭から根本まで含みながら上下運動する。 「んん、ぺろ、ちゅぷ、ふ、ふ、むぐ、んん……時雨様、こ、しうご、いています」 「梓馬がそ、うさせてるんだよ。本当にき、もちあ、んふ、んん……。梓馬もうイキそう……」 「んん! んんん! ごくん…………ぷはっ」  時雨様の精液だ。喉に絡みつく。時雨様の味。いつもと一緒。 「阿島、何よりも嬉しい、梓馬がこうやってやってくれた事。梓馬いきなりだったからあせってしまったよ」 「時雨様の事恋しくて、しちゃいました」

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