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第6話 R-18

翔太が僕に飛びつきソファーに押し倒す。僕の首を甘噛みしてペロリと舐めた。 「あっ、や…ぁ」 「俺は猫だからな。狙った獲物は離さない」 「なに…それ」 尖らせた僕の唇にキスを落としてから、僕の上着をたくし上げて、今度は乳首に噛みついた。キュッと軽く噛んで強く吸い上げる。順番に両方の乳首を弄られて、僕の乳首がピンと立ち上がったのがわかった。 「は…ぁっ、あ…ん…」 「はぁっ、エロいな…」 翔太が熱い息を吐きながら、僕の服を脱がせて全裸にする。解放された僕の熱がプルンと揺れて、甘い声が漏れた。 「あ…しょうたぁ…」 「んっ…凪、好きだよ」 僕が腕を伸ばすと、翔太が強く抱きしめてくれる。深く唇を合わせて、激しく舌を絡ませる。僕は、流れ込んできた唾液を飲み込んで、蕩けた頭とぼやけた瞳で翔太を見た。 「ふふ…黒豹さんだ…」 「黒豹?そんな風に見える?ふっ、なら凪は、絶対に可愛い黒猫ちゃんだな」 翔太の言葉に僕が首を傾げていると、翔太が猫耳の被り物を取って僕に被せた。 「あ…翔太…取っちゃった…」 僕の頭に生えた耳を触っていると、手を翔太に取られて、猫の手も着けられる。 僕は、猫の手をジッと見つめた後に、顔の横に持ってきて、翔太に向かって「ニャン」と鳴いてみた。 瞬間、いつ手に持ったのか、スマホで連写された。 「やべ…。想像以上に可愛いじゃねぇか…」 「あ!やだっ。撮らないでよ…っ」 「こんな可愛いの、撮らないわけないだろ?」 「や…」 僕は慌てて熱くなった顔を猫の手で隠したけど、時すでに遅く、手をずらして見た翔太は、とても満足気な顔で笑っていた。

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