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星流SIDE 6
「やっぱ実践が一番だと思うんだ」
「は?」
先輩にそう言うと、何言ってんだ?コイツ、みたいな顔で見られた。
丁寧に詳しく解説しても、性欲について分からなかった斑鳩。
綺麗な人や美人な人を見ても何もときめかない。
抱きたいとも、勿論抱かれたいとも思わない。
好きもよく分からない。
取り敢えず本当に性欲がないのか確かめてみたい。
もし本当になかったら大変だ。
一生を童貞の独身のままで終えてしまう。
って、ん?あれ?そういえば僕も童貞だ。
多分翠葵もだよな?
うん。まぁ、今回はそれについてはスルーして、今は斑鳩だ。
確かめるにしてもどうしたら良いんだろう。
取り敢えずエッチな動画をもう一度見せてみようか。
この前は授業としてだったが、純粋に見たら恥ずかしくなるし、色々な所が反応するに違いない。
「先輩、エッチなDVD色々貸して?」
頼むと
「星流が居るし星流にしか反応しないんだから持ってるワケないだろ」
溜め息を吐かれた。
なんか嬉しい。
仕方がないので先輩に何種類かを選んで貰い、宅配ビデオレンタルをして貰う事にした。
土曜日の朝、先輩から借りたDVDを手に斑鳩の家に向かった。
最初先輩も一緒に来るって煩かったが、こういうのは繊細な問題だから少人数の方が良いって言うと渋々分かったって引き下がった。
だが斑鳩の部屋に着くなりDVDを見ようとしたら、デッキが1Fの居間にしかない事が判明した。
TVがあるからてっきりDVDプレイヤーもあると思い込んでいた。
流石にいつ誰が来るか分からない家族共有の居間でいかがわしいDVDを見る勇気はない。
「移動するぞ」
軽く変装をし斑鳩にもさせると自転車を飛ばし、駅2つ分離れたラブホテルに入った。
因みに入ったのは初めてだ。
滅茶苦茶恥ずかしい。
最初ビジネスホテルにしようかと考えたが、防音機能なさそうな部屋でエッチな動画見て、もし音漏れしたら恥ずかしいし申し訳ない。そう考え止めた。
取り敢えず二人でソファーに座り色々見る事にした。
前回は授業として真面目に見たから大丈夫だったが、やはり普通に見ると恥ずかしい。
真っ赤になるし、身体も熱くなった。
だが
「え、何ともないのか?」
完全に斑鳩は無反応だった。
(男女間のは興味ないのかな?)
今見てるのは美男美女の出演している初心者向けの女性が好みそうな感じのDVD。
エッチな絡みよりも純愛がメインだが、かぁなりエッチぃキスシーンが豊富だ。
絡み合う舌とか二人の間から滴り落ちる唾液とか、もう全て、ヤバい。
滅茶苦茶下半身にきた。
が、興味ないのなら変えた方が良い。
「違うのにするね」
次はΩのを流した。
うっわ、あんなになってるのか。
前回も見たけれど、あんまりじっくり見るのは恥ずかしかったからよく見てなかった。
男性器を受け入れるΩの入口。
よくあんな大きなのがあんな小さな所に入るなぁ。
自分も先輩にされてる時ああなってるんだよな。
凄く濡れてるし不思議だ。
Ω男性には直腸の奥に女性の子宮と同様の器官がある。
なので受け入れる時は女性同様濡れる。
原理は分かる。分かるのだが、ヤバい。
滅茶苦茶エロい。
男女間の見るより恥ずかしいよコレ。
スッゴイ身体反応しちゃったし、ダメだ。
これ以上見たら恥ずかしくて死ぬ。
キュッ、目を瞑ると
(…………え?)
チュッ、唇に何かが当たった。
「星流可愛い」
ぅっ。
ごめんね、斑鳩の反応見る為に見せてるのに、僕が反応して。
でもさぁ、仕方ないだろ?
コレスッゴイ恥ずかしいし、無反応でいられる方がおかしいって。
「ビデオ見ても反応しなかったけれど、星流見たら元気になった」
言われ目線を下に向けると
(………………っ、ヤバッ、ソレ規格外)
斑鳩のズボンが大きく膨れていた。
ズボン越しでも分かる大きさ。
「俺何も分からないから、星流が全部教えて?」
甘える様に言われ
(ダメだって自分)
頭ではいけない事だって理解してたが、身体が勝手に動いた。
二人で一緒に浴室に向かう。
初めて見た斑鳩の身体は意外と引き締まっていて、有り得ない位アレが大きくて長かった。
因みに先輩のは大きくて太い。
この二人のと自分のは比べたくない。比べたら負けだ。
元々αのは大きいって聞くが、前回やさっき観たのより先輩と斑鳩のは逞しい気がする。
なんだこの敗北感。
仕方がない事とはいえ、悔しいのは当然だよな?
取り敢えず互いに身体を洗い、一緒に浴槽に入った。
「キス……しても良い?」
遠慮がちに聞かれチュッ、唇を重ねてやった。
何度も何度も合わせられる唇。
そっと舌先を入れられ、僕の先端に当たった。
途端甘い痺れが走り、誘われる様に舌を絡めた。
チュッ、チュッ、くちゅっ。
先程見たDVDを参考にしながら、絡ませる舌先。
時折軽く吸ったり甘噛みしたり深く絡ませたりしてると、どちらかのか分からない唾液が垂れる。
勿体なくて舐め取ると、なんともいえない甘い味がした。
「ん、星流、可愛い」
斑鳩に言われるが、斑鳩の方が可愛い。
嬉しそうな柔らかな表情。
僕にだけ見せる甘えた顔。
「ね、星流。もっとして?」
うっとり言われ、浴槽から出る。
身体を洗う所に用意されていたマットを敷き、其処に斑鳩を座らせ
「じっとしてて?」
大きく腫れ上がった斑鳩の物に舌を這わせた。
んっ。
ゆっくり味わう様に這わせる舌先。
何コレ?美味しい。
先輩ので慣れてるから精液は嫌いじゃない。
流石に初めての時は不味くて吐き出したが、毎日沢山舐めて飲めば味覚も麻痺し、おかしくなる。
先輩のも好きだけれど、斑鳩のスッゴイ良い。
チュッ、チュッ。チュゥゥ。尿道口から溢れる甘い液体を吸いながらペロペロ舐め取り、時折裏筋やカリ首に優しく舌を這わすと
「ぅっ」
呆気なく斑鳩は熱い飛沫を吐き出した。
「ごめんなさい」
慌てて謝られたが仕方ない。
童貞にフ〇ラは我慢出来ない。
先輩と同じ流れでいったら可哀想だよな。
「僕の方こそごめん。ガッツキ過ぎた。ゆっくり教えるね?」
今度は互いのを合わせ
「ゆっくり優しく握って上下に動かしてみて?」
斑鳩に指示を与えた。
「ぁっ、ん、ふ、ぁ」
慣れた先輩のと違うたどたどしい動き。
だけど必死に動かす手付きが何とも可愛らしい。
初めてにしては気持ち良いし、上出来だ。
微かに盛れる僕の甘い声に
「星流、気持ち良い?」
弱々しくされる質問。
「うん。気持ち良いよ」
微笑むと
「嬉しい」
ふにゃり蕩ける様な笑顔を見せられ、キュンキュンした。
互いに熱い白濁を飛ばした後は軽くお湯を流し、ベッドに移動した。
流石にこのまま続きをするのはダメだろう。そう考えたが
「星流」
甘える様名前を呼ばれながらキスをされ、簡単に決意が揺らいだ。
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