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星流SIDE 7

「ぁん、ひぁあっ、やっ、ぁああっ」 ヤバイ、コレはヤバイ。 「ぅあ、ぁあああっ、ぁ、ゃぁあ」 気持ち良過ぎて声止まんない。 規格外過ぎる大きさの斑鳩の物。 先輩のより長いのが、今迄入った事ない所迄侵入している。 深い所に当たる度、足の爪先までビリビリした電撃が流れ、有り得ない位甘ったるい自分のとは思えない声が出る。 気持ち良くなり過ぎた身体は全身が性感帯にでもなったのか、何処を触られても感じる。 「星流、可愛い。大好き」 何度も呼ばれる名前。 好き、可愛い。繰り返されワケが分からなくなる。 アナル全体を余す事なく愛され、甘える仕草でキスを強請られる。 何度イッたかもう分からない。 頭に靄が掛かったかの如く何も考えられない。 なので 「全部入れるね?」 斑鳩が言った恐ろしい台詞を聞き取れなかった。 「ひゃぁっ、ぁあああああああっ」 突然有り得ない位奥迄侵入してきた斑鳩の物。 先程より深く入ったソレ。 ヤバイ、コレ。ノッティングだ。 前回イラストで先輩が教えてくれた。 確かα男性の付け根にあるノット(亀頭球)をΩの胎内に抜けない様に入れて固定(ロック)する事だって聞いた。 一度されると数時間はこのまま。 って、マジか。 ヤバい。 それってつまりこの有り得ない位の快楽地獄が延々と続くって事だよね? うん、死んだ。 栓の役割を果たすが、ノッティングした状態でも外に出すことは可能だ。 グッポグッポ、聞きたくないスッゴイ音を立てながら有り得ない位奥を突かれてはギリギリ迄抜かれ、また奥迄突かれる。 さっき沢山出したにも関わらず途切れない白濁。 何度も中に熱い液体を放たれ、揺さぶられる度に結合部から溢れる。 何時間抱かれ続けたのだろうか。 沢山呑まされた白濁のせいで膨れ上がったお腹。 抜かれる度に溢れ出すが、それ以上に放たれる量の方が多い為、ドンドン蓄積される。 途中から完全に意識が混濁し、完全にワケが分からなくなった。 回らなくなった呂律。 壊れた思考回路。 唯々、甘えた声で 「斑鳩。斑鳩ぁっ」 何度も名前を呼び、必死に大きな背に腕を回した事だけ覚えている。 「うっわ、最悪」 目が覚めると、恐ろしい惨状が其処に広がっていた。 何時間も抱かれ続けワケが分からなくなっていた僕は精液・愛液だけでなく、おしっこ迄零していたらしい。 ベッド・布団・床がビッショリ濡れている。 ラブホテルなのである程度は大丈夫だが、これはダメだろう。 色々弁償したが良いよな。 起き上がろうとしたが、長時間快楽に酔わされた身体は疲れ果てていて、全く力が入らない。 「斑鳩」 怒ろうと名前を呼んだが 「ん?」 物凄く嬉しそうに微笑まれて 「ううん、何でもない」 怒る気が失せた。 嗚呼、もう可愛すぎる。 ほんっとこの笑顔に弱いよな自分。 何されても許してしまう。 ヨシヨシ頭を撫でると 「もう少し休んだら一緒にお掃除しような?」 微笑んだ。 その後出来るだけ綺麗に掃除してホテルの人に謝ったら、αとΩが使用する時はよくこうなるから大丈夫と苦笑された。 弁償もしなくて良いと言われたが、流石に申し訳ないので今度改めて斑鳩とお詫びの品を持って謝りに行こう。 「で、結局どうだったワケ?聞きたくないけれど聞かせて?」 いやいやいや、怒るでしょ先輩、絶対。 「怒らないから言って?」 あ~コレ言っても言わなくても怒るヤツだ。 もう既に怒ってるし。 「ありました」 「何が?」 う、やっぱ言わなきゃダメ? 「星流」 キツく名前を呼ばれ 「性欲」 口にしたら、はぁぁぁあ。呆れ顔で大きな溜め息を吐かれた。 「スッゴイ気持ち良かった」 うん、斑鳩今感想言わなくて良いからね? 「星流沢山イッて可愛かった」 斑鳩、ちょっと黙ろうか? 「星流好き」 「星流。わんこ去勢して良い?」 「駄犬の去勢って予約しなくても出来るかなぁ?」 ちょっと先輩、翠葵何動物病院の場所探してんだよ? 去勢って、可哀想だから止めてあげて。 「どうして怒ってるの?」 斑鳩キョトンってしてるし、逃げてぇっ!! 電話を掛けようとした先輩と翠葵を慌てて押さえ込み 「番。きちんと番見付けるからっ、斑鳩の」 大声を上げた。 月曜日、放課後斑鳩に逢った後篠原君に声を掛けた。 「久し振り、篠原君」 「お久し振りです、北原会長」 礼儀正しくて良い子だ。 綺麗だし、この子なら斑鳩の番に相応しい気がする。 「今から時間ある?少し相談があるんだけれど良いかな?」 遠慮がちに上目遣いで尋ねると 「良いですよ」 ふわり篠原君は笑った。 (良かったぁ) もしココで断られたら終わりだった。 近くのカフェに移動した。 「早速で悪いんだけれど、篠原君今好きな人居る?」 注文をした直後直ぐに尋ねる。 「突然ですね。ビックリしました」 「ごめんなさい」 「いえ、居ませんよ。でも何故聞くんですか?」 良かったぁ、居ないんだ。 「今斑鳩の恋人を探してるんだ。斑鳩物凄く寂しがり屋さんでね、側に居てあげれない間心配で堪らないんだ。もし良かったら篠原君斑鳩の恋人になってくれないかな?」 「それは強制ですか?」 顰められる綺麗な顔。 あっ、そうとも聞こえるな。 「ごめん、勝手だった。強制ではないんだ。本当に悪かった」 謝った。 「寂しがり屋なのは分かりました。が、突然恋人にはなれません。ですが友人なら問題ありませんよ」 嗚呼、やはり篠原君は優しい。 「斑鳩をお願いします」 僕が頭を下げると 「副会長、仲良くしてくれるの?」 恐る恐る斑鳩が尋ねる。 「ええ。貴方が嫌でなければ友人になってくれますか?」 「うん、なる。友達嬉しい」 どうやら恋人は無理だったが、友達は出来た様だ。 番問題は解決しなかったが、ひとまず安心した。

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