18 / 32
第18話
純太の言葉を裏付ける様に、秘所は固く閉じていた。そこをこじ開け、指が覚えているポイントを押せば、純太の体がビクンと跳ねた。
そうだ、思い出せよ。お前はここが弱くてここを責め続けると涙を流してヨガったよな。イクときは俺の名前を呼びながら、きゅうきゅう俺を締めつけてきて…
「っ…」
音にならない喘ぎを純太が漏らす。さっきから必死で声を抑えてるのが気に食わない。「セックスしよう」って自分で言ったんだろ。
「くっ…こう、じ…」
かろうじて聞き取れた微かな声にグッと体温が上がり、屹立が硬く張りつめた。
そうだ、そうやって俺を呼んで、俺を欲しがれ。
割った膝を抱え上げ、早々に蕾に怒張を宛がう。純太が息を詰めたのが分かった。
なんだよ、その顔。緊張してんのかよ。さっきまでの余裕はどこいったんだ。
まだ十分にほぐれていないかもしれないが、傷付けるほどではないだろう。それに、少しぐらいは痛みを与えてやりたいとサディスティックな考えが浮かぶ。いたぶりたいのとは少し違う・・・そう、この行為を純太の中に強烈に刻み込みたいのだ。
ともかくジェルの滑りを借りて純太の中に侵入し、割り開いていく。
くそっ…キツイな。
純太も苦しそうにハッハッと息を吐いているが、待ってなんかやらないし、待ってなんかやれない。
容赦なく熱い肉をかき分け、奥へ奥へと突き進む。
純太の眦からつーっと涙が零れるのが見えた。
純、苦しいのか。お前が初めてを俺にくれたときと同じだな。覚えてるか?
あの時、俺がどんなに嬉しかったか知ってるか?
深く侵入し、最後はグンと一気に根元まで突き入れた。
「くっ」純太が細い喉を晒し、のけ反った。
いつもはお前がイニシアチブを握って女を抱いてるんだろ。どうだよ、久しぶりに自分がメスになった気分は。女の前じゃアンアン言えないだろ。今日は俺が思いっきり鳴かせてやるよ。
覚えてるか、純。こうやって俺とお前は何度も繋がったんだ。そのたんびにおめでたい俺は、惚れた相手と身も心も一つになってるって幸せ噛み締めてたんだ。
お前は…途中からそうじゃなかったみたいだけどな。
ともだちにシェアしよう!