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縛られるのは気持ちいい事
「今日の態度はどういうつもりだ?」
「だから、さっきから謝ってるだろ。僕達が付き合ってるのバレたら大変だしーーっん、ん‼」
唇に神山の薄っぺらな口唇が押し当てられた。
「まぁ、それもそうだな」
キングサイズのベットの端に腰掛け、神山が首に縄を掛け、大きな滑らかな手で器用に鎖編みする姿をただ大人しく眺めていた。
縛られる事に初めこそ抵抗があった。でも、何故か気持ちが不思議と落ち着いた。今まで母という名の縄に縛り付けられていた分、神山にこうして縛られるのは、ある意味気持ちいい事なのかもしれない。
それに彼は決して僕を傷付ける縛り方はしない。だから、自分から、両手を合わせ彼に差し出す。
「やはり心には、赤い縄が似合うな」
官能の芯を昂らせながら、手首に縄を巻き付け、結わえ付け終わると、ご褒美とばかりに、上顎を掬い上げ、啄むようなキスを降らせくれた。
僕が着ているシャツは彼の。お尻まで丁度隠れるから、下は何も身に付けていない。
「お腹空いたろ?ご飯にしようか」
神山が、ベットサイドに置いてあるカレーに手を伸ばした。
「ほぼ毎日、何でカレー何だって思ってるだろう」
「今までまともなものを食べれなかったんだ。あの子達が食べたい物を作ってやれ。俺は、心が作ったものなら、何でもいいぞ」
神山は甲斐甲斐しく食事の世話をしてくれる。
ただ、まともに最後まで食べさせてくれるのは殆どなく、今日もーー。
「ほら、口の端にカレーが付いてる」
ぺろっと舌を出し舐めてくれた。
「ちょっと神山‼そこには付いてないから‼」
首筋から、項に口唇を這わせ、つかさずシャツの裾の下から手を中に滑り込ませ、僕のをじかに握ってきた。
動く度、縄が肌に馴染むように食い込んでいく。それがまた新たな快感を生み出す。
「なんだ、もう先走り液が滲んでるじゃないか」
「生徒に手を出してはダメって言っておいて、言ってる事違うし」
「聞こえない」
しれっとして答え、神山はタラタラと透明な液を滲ませている亀頭の先端を、指で摘まむと、くちゅくちゅと捏ねり始めた。
「何だ、エロオヤジって言わないのか⁉」
「五月蝿い」
「学校では随分と口が悪いが、うちでは可愛いもんだ。そのギャップにそそられる」
茎をグニュグニュと強くしごかれ、あまりの気持ちよさに、ビクッビクッと全身が戦慄く。
「あーーやぁ・・・」
とろ~りと、鈴口から粘性の液が糸を引くように溢れ落ちた。
呆気なく達した僕の脚を掬い上げ、膝を曲げた状態で片足ずつ赤い縄でぐるぐる巻きに縛られた。
「先生、こんな格好・・・やだ」
足をがっしりと固定され、屹立した陰茎のシワやカリ、小さく縮こまる双果や、会陰部の溝、数えきれないくらい彼の雄を受け入れてきた、秘所の蕾まで晒され、くまなく彼に見られ屈辱に涙が滲んだ。
「見られて感じたのか?」
「五月蝿いーーっ痛!」
爪先で鈴口をひっかかれ声にならない悲鳴があがった。
たっぷりのローションが陰部に垂らされ、神山は恍惚の眼差しを浮かべながら、ゆっくりと蕾を解し始めたーー。
今晩も、失神するまで突きまくられるんだろうな。そんな事を思いながら、ゆっくりと目を閉じた。
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