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棒つきチョコキャンデー

「・・・ぁっ・・・っん・・・」 ねろり、れろれろ・・・。 神山の舌が縦横に動き、チョコレートをねぶり回す。 「腰がひくひく震えてる。扇情的な光景だーー」 神山は満足そうに、うっとりと目を潤ませていた。 手首を括られ、少しでも動かそうとすると、肌にタイツの縄が食い込んでくる。不思議と痛みはない。むしろ縛られた方が気持ちがいい。体の奥、腰の辺りがジンジンと甘く疼いて、目がトロンとしてきた。 「心、キャンデーでも食べようか⁉」 神山が棒つきのチョコキャンデーを手にした。 「先生、それは、普通舐めるものだから‼」 「そうか、初めて知った」 神山は、しれっとして口にすると、棒つきのキャンデーを蕾にあてがった。 ひんやりとした、丸く固いものが、入り口をぐりぐり捻りながらゆっくりとナカに入ってきた。 「ひぁ・・・ん・・・」 異物を押し出そうと媚肛の括約筋が蠕動する。 神山は構わず、奥まで捩じ込むと、肉襞にキャンデーを押し付け、ぐりぐりと擦り付けた。 「やだぁ‼動かしちゃーーあんっ」 やけに隣が静かで、僕の喘ぐ声だけがいやらしく保健室に響いていた。 律くんだっけ⁉ 今、何してるんだろう⁉ ちらっとカーテンに目を遣ると、神山が、ぐぐぐっと、ギリギリ根元までキャンデーを押し込んできた。 「う・・・んーーやぁーー!」 肉襞を強く押され、腰がビクビク戦慄いた。 「よそはよそだろ、心⁉」 「う、うんーーごめんさな・・・ひぁーーン‼」 キャンデーがズルッと引き抜かれ、また、違うものが秘所の蕾に宛がわれた。先は針よりも太い。ヌメリもあり、すんなりと中に先っぽが入り込んできた。これはもしや。 「先生‼それはやだ‼」 ぶんぶんと頭を振った。 『律ね、じゅんじゅんのおちんちんの方がいいの』 チョコのように甘い、猫なで声がカーテン越しから聞こえてきた。 『律は欲張りだな』 『じゅんじゅんが好きなの。奧さんよりもーー』 媚びるような甘い溜め息混じりの声。 どこかに底知れね哀しみを漂わせていた。 「所詮、不倫だからな」 「先生⁉」 駄々する子供をあやすように、背中に羽のように優しい口付けを降らせながら神山が言葉を続けた。 「20も年が違うんだーー飽きたらいつでも別れてやる。でもな、心・・・お前と過ごしたこの2か月あまり、毎日、楽しかったのは本当だ。だから、ちゃんとした恋人同士にならないか⁉」 一瞬耳を疑った。 だって、今の今まで言われた事がなかったから。神山はあくまで、援交の延長上で、僕を抱いていると思っていたから。 びっくりした。

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