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第14話

「んだよ。 どういうことだ。あいつの家が更地って…」 くそ。 どうすればいい。また手当たり次第に探すのか。 病院の場所も聞いておけば良かった。 いや、もう看てもらったか。 「ちっ。戻るか」 担任ならあいつの家知ってるはずだ。 血迷った俺が馬鹿馬鹿しい。 でもその結果思い出せた。 たった一瞬だがその一瞬でここまで頭がスッキリした。 もうなんだっていい。 俺はあいつのために何でもできるそんな気がしてきた。 * * * ガラガラガラ‼ 俺は一度学校に戻り職員室に行った。 「おーい、職員室は静にしろー。 小学生でも出来るぞ~。って東堂か! お前堂々と早退して、後で始末書書かせる…「おい!黒田の住所教えろ!」 「お前、担任に対して「いいからさっさと教えろ。」 「はぁ。わかったから、明日は学校きて始末書書かせるからな。」 んなものいくらでも書いてやる ついでにことの魂胆もたっぷりとな。 「○○市4丁目○ー○○号室だ。 心配なのは分かるが死ぬ訳じゃねんだからよ。受験生なんだからもうそれなりの行動を取れよ」 「あいつのこの先を邪魔するようなことがあるなら自分を犠牲にしてでもとめてやる。」 あいつを陥れたのは俺だ。 これ以上あいつ一人辛い思いさせたくねんだよ。 「ちゃんといたんだな。黒田のだち。」 俺は担任のその言葉を聞かず急いで誠の家に向かった。 (とき)は20:00 俺はあいつの家、もといマンションについた。

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