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第18話

「う…おぃ。」 「ん?どうしたの?」 「どうしたの?じゃねぇよ。 いくらなんでも狭くねぇか?」 白羽が隣で狭そうにモジモジしている。 独り暮らしの僕の布団の大きさは セミダブル。 セミダブルって言うぐらいだから二人は寝れる大きさだと思っていたが男二人が寝るには…。 「そ、そうだね…。足もこんなだからさ…。ごめん。」 「お前が寝たいっていったんだろ。 だったら極力まっすぐ寝ろ。寝返り打つな。」 「は、はい。」 文句を言いつつも寝てくれる。 僕の右となりに白羽はいる。 スー スー 寝息が聞こえる…。 え? 「早くない⁉」 やば!声大きかったかも。 「ん、ぅるせぇょ…。早く寝ろ。」 「あ、うん。ごめん。」 「おやすみ。せい」 「ぇ…お、おやすみ」 おやすみ。 一瞬何をいってるのかわからなかった。 そうか。みんなは寝る前に誰かにおやすみといって寝る…。 今は僕の好きな人が部屋に来て隣で寝ておやすみを言ってくれる。 綿菓子のように甘いしあわせ。 食べたそこから小さくなるそのお菓子を僕は長く味わいたい。 * * * 「せ…ぃ。たすけて…。体が…熱いょ。」 「誰…?」 これは夢? 夢の中で誰かが僕を呼ぶ。 視界に(もや)がかかってよく見えない 「はぁ。はぁ。せぃ、おかしんだ。 体が、下が、ムズムズする。」 だんだん(もや)が薄くなり視界が広くなる それと同時に僕は誰かに押し倒される。 その視界の先にいたのは 「し、白羽⁉ なんで。…てか、裸だし、勃起(たって)ない?」 「たつ?これ、たつって言うんだ。 はぁ、俺こんなの初めて…。体も熱いし、ここちょっと当たるだけで…ひぁ⁉」 僕は白羽が欲求不満で発情している姿に夢中でそのかわいくそそりたつ白羽自身に触れてしまった。 「ふぅ…ぅあ。や、やめっ。そんなクニクニすんなょ…。」 「大丈夫だよ。今、楽にしてあげるから。それにしても白羽のココは可愛いね。 もしかして精通してなかったのかな。」 「せいつう?なんだよ…。そ、そんなの俺は…はぁん。お、教えてもらって… ふにぁ⁉」 「そっかぁ。じゃ、今日から白羽はまた大きくなるね。」 そういって息を吹き掛けると 「はわぁあ‼もっだめ‼あ、頭おかしくなるぅ!」 「ごめんごめん。ちょっと焦らしたかな?それじゃ、惜しいけどラストスパートにはいるね。」 僕はそういって少しきつく握る。 そのまま上下にゆっくりと。 するとだんだん透明な蜜が出てくる。 「んんっ//。はぁ、はぁ。な、何か でてる…。俺、も、漏らして…ふん//」 「これはお漏らしじゃないよ。 整理現象と同じ。だから安心して僕に身を預けて。」 出てきた蜜を利用して上下のスピードをはやめる。 「はっ、はっ、はっ。だめ、頭チカチカするぅ。」 白羽の息づかいが早くなる。 つられてだんだん腰をふりはじめた。 「どうしたの?腰振ってるよ?おねだり?」 「はっ、くぅ。おねだりなんか、してない…。でも、苦しい…。んん‼」 「じゃ、そのまま腰を振って。けっこうはりつめてるからすぐ出るよ。」 「っく、ふっ、ふっ、っん…。ぁ…あっ、あっ、あっ、な、なんか来る!で、でる‼も、もれひゃう‼//」 ぱぁんと弾けるように出てきた白い液体は永遠とで続ける。 これって何年分の精液が溜まってたんだろう。 そしてなんでこんな夢を僕は見ているのだろう。 自分の欲が夢としてでると言うがもしかしてこれは僕の欲求だろうか。 もしそうだとしたら、僕は本当に最低だな。 ふと下を見ると白く濡れた体の上からでもわかるぐらい僕のそこは勃起(たって)いた そして目が覚めた。

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