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第6話

 羞恥心でいっぱいになるが、それでももっと触れて欲しくなって誠一郎の首に縋り付いた。 「ねぇ……もっとすごいイタズラ、してくれる……?」 「変なことを言うな。イタズラをするのは子どもの方だろう?」 「んん……でも今、すっごく甘くて美味しいお菓子をもらっちゃったし……僕はイタズラするより、される方がスキだから」  硬い机に寝かされているから、背中が痛い。けれど優希はそんなこと関係ないくらい、興奮していた。  外では小さな子どもたちがわいわいとハロウィンパーティーを楽しんでいる。大勢の親や児童館の職員たちが見守る中で。  鍵もかけているし、誰にも見つかりはしないだろうけれど、それでもふたりの心臓は高鳴った。健全な子ども達のためのパーティーの中、自分たちはこんな淫らなことに耽っているなんて。しかも、父と子という禁じられた関係で。 「あっ……あんッ……!」  スカートの中の手が、優希の中心へ触れた。股間を覆っているのは黒いレースの女性用下着だ。サイドに赤いリボンが編み込んであって、優希はそこに一目惚れして買った。流石に実店舗で買い物をするのは恥ずかしかったから、インターネットで探して見つけたのだ。  すべては、誠一郎に楽しんでもらうために。  その思惑は、どうやら成功したようだった。 「し、下着まで女物を身につけているのか……」  驚いた誠一郎は、優希のスカートを捲り上げたまま、まじまじとそこを見つめてしまった。勃ちあがり始めた肉茎が布地を持ち上げている。細身の優希だが、流石に女性用は小さかったようで、少し肌に食い込んでいた。

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