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「お世話になりました!」 「短い間だったけど助かったよ、2人ともありがとう」 店長に見送られながらコンビニを出た。昼の歌舞伎町は久しぶりだ。 「いやー、あっという間だったなぁ」 隣で呟く細田に相槌を打って、この2ヶ月に思いを馳せる。 本当に、色々あった。 少し前のはずなのに、もう随分と昔のように感じるあたりが面白い。 「あ、そういえばハルさんにちゃんと挨拶できなかった…」 「俺らが短期バイトだってこと言っておいたから、まあなんとなく察してくれるだろ」 あの人そういうとこ凄いし。 続ける彼の言葉に納得して、アーケードをくぐった。 過ごした時間も思い出も、全部置いていこう。 もう、きっと来ることはないから。

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