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22.
「お世話になりました!」
「短い間だったけど助かったよ、2人ともありがとう」
店長に見送られながらコンビニを出た。昼の歌舞伎町は久しぶりだ。
「いやー、あっという間だったなぁ」
隣で呟く細田に相槌を打って、この2ヶ月に思いを馳せる。
本当に、色々あった。
少し前のはずなのに、もう随分と昔のように感じるあたりが面白い。
「あ、そういえばハルさんにちゃんと挨拶できなかった…」
「俺らが短期バイトだってこと言っておいたから、まあなんとなく察してくれるだろ」
あの人そういうとこ凄いし。
続ける彼の言葉に納得して、アーケードをくぐった。
過ごした時間も思い出も、全部置いていこう。
もう、きっと来ることはないから。
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