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「家で待ってられなくて、来ちゃった………って」 どこの女子ですか、と独りごちる。 「ん?何か言った?」 「…いえ、なにも」 結局あれから一緒に買い出しへ。周りの視線をほとんど集めていることに、きっとこの人は気付いていない。 「そういえば、何であの時間に授業が終わるの知ってたんですか?」 カゴに野菜を放り込みながら尋ねる。 「ほら、これ」 出されたスマホの画面に表示されているのは、どこかで見た時間割。 ………ん? 「え、あの、まさか…」 「参考にしてくださいって、細田くんが。あぁ…言っとくけど俺が頼んだわけじゃないよ?」 目を細めて楽しそうに笑うルイさん。 取りあえず細田、アイツ今度ひっぱたいてやる。

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