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まだ、だめ

───…… 「っや、なんで、んなとこ、舐め……っ」 「んー?」  足を折り曲げた彼の膝裏を掬って、持ち上げ、大きく開かせる。  一直線に天井を仰ぐ幹と、カタチのいい丸い陰嚢、あらわになった薄く色づく後孔へ、俺は舌を這わせた。  掴んでいたテツヤさんの足が暴れる。  でも『足、自分で持って』と優しくも少々強引に一言言えば、彼はぎゅうと目を瞑りながらも、素直に膝を抱えてくれた。 「拡張したことないみたいだから、ある程度の太さには慣れてもらおうと思って」 「っ、ぁ、いや……」  弾力のある双丘の谷間をぐっとわり開く。  外気に触れたそこは俺の唾液で妖しく光り、スティックを入れていたせいで緩んだのか、ぱくぱくと口を収縮させていた。  健康的な肌の色。  だけどそこは日に当たらないせいで透き通るように白く、玩具の摩擦で赤く淫靡な見た目をしている。  そんな初々しい小さな挿入口も、きっとすでにカメラ君がばっちり撮っているんだろう。 「順序よく進めなきゃ、って言ったでしょ? とりあえず、指三本は楽に入るようにするから」 「……おれ、二本が、げんかい」 「知ってる」 ──テツヤさんが言ったことは、ちゃんと覚えてるよ。  穏やかにそう言いながら、ローションまみれにした指を、まとめて二本、そこに突き入れた。 「っは、ぅっ、ゃあ……!」 「きつく、はないか。ここまでは大丈夫だもんね?」 「ぃや、やだっ、ァ、んんっ、ひ、ぁあっ」 「あは、感度抜群」  テツヤさんのナカ、熱くてぎゅうぎゅうに締まって、ここにちんこ入れたらさそかし気持ちがいいんだろうな。  人差し指と中指を根本まで挿入させ、ゆっくりと間接を曲げれば、狭い内壁が柔軟に形を変える。  息を詰めたテツヤさんの、声にならない声が艶やかだ。  そのままぐるりと回転させて、下腹部の内側を擦りながらピストンさせると、ナカに合わせて彼の腰が何度も小さく痙攣した。 「っうぁ、ア……ッん、んぅっ、やだ、やだっ、はやく、すんなっ、ひァっ、ぁゔ……ッ」  足を抱えていた手が離れ、シーツを掴む。  手足の先まで力が入っているのに、後孔は引きつりながらも俺を受容した。  前立腺だけじゃなく、直腸に指を突き入れられるだけでも性感に繋がるらしい。  バスローブがはだけ、合わせ目から惜しげもなく裸体が晒される。  腰が浮くほど背中を反らせ、顔を真っ赤にして身をくねらせる彼は、本当にぞっとするほど色っぽい。 「もっ、やだ……ッイ、く」 「もう? まだだめだよ」 「やっ、ゃ、がまん、できな……っ」  あらら。結構忍耐力ないんだね。  ふう、と浅く息を吐いた俺は、念のために脅しておく。

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