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『お先に失礼します!!』 『よし。じゃぁ俺も帰るか。』 『俺も。』 『ちょっ…!!』 『で、今日は三人で飲みに行かないか?』 支店長がとんでもないことを言い出した。 『いいですね。』 『いいですねって二間さん!?』 『鈴木も行くよな?』 『行きません。』 『鈴木。何か予定でもあるのか?』 支店長に怪しい目で見られて頷いた。 って、なんでそんな目で見られなきゃなんねぇんだよ… 『何があるんだ?』 『何がって…と、友達と会う約束が…』 『友達ね…じゃぁ今度誘うよ。二間もまた今度な。』 そう言うと支店長は帰って行ってしまった。 『ちょっと二間さん!!三人ってどういうことですか!?』 『どういうことって…そういうこと?』 『そういうことじゃないですよ!!!支店長と仲良くなったんですか!?』 『いや、元々悪いわけじゃないし…というか、この前二人で話したんだけど…』 『あっ!!あの時ですか?』 この前支店長が二間さんと話があると言っていた日の出来事か聞くと、二間さんは頷いた。 『正々堂々と勝負しようということになってな。いつか三人の時間をプライベートで作って二人で同時に口説こうということになった。』 『はぁ!?そんなの勝手に決めないでくださいよ!!!』 『仕方ないだろ。支店長がそう言うんだから。俺もお前諦められないし、その誘いに乗っただけで…』 「すまん。」と言いながら二間さんが頭を下げた。 『俺こそすみません。声荒げちゃって…動揺してつい…』 『ってかさ、今日の予定って三好?』 『えぇっ!?』 『あいつさ、最近鈴木にベッタリだから。なんか先輩と後輩の枠越えてんなーとか思って。できてんの?』 『で、できてませんよ!!!』 『じゃぁ俺にもまだ脈ある?』 『脈って…考えてはいます。』 『で、今日はやっぱり三好?』 少し寂しそうに言う二間さんに俺は頷いた。 『そっか。三好は鈴木のこと好きなの?』 『……好きって言われました。』 『やっぱり…で、鈴木は?』 『俺は…正直わからないんですよ。支店長にも二間さんにも三好にも、みんなに好きだって言われて、ちゃんと気持ちに応えなきゃ…とは思ってるんですけど、俺、正直好きとかわからなくて…』 『今まで彼女いたことあっただろ?』 『あったんですけど…告白されたから付き合ってた…みたいな。俺、最悪ですよね…』 『うーん。そっか。じゃぁ、鈴木が好きっていう感情がわかるように俺も口説くの頑張るわ。』 『えっ!?ちょっ…』 それだけ言うと二間さんは帰ってしまった。 『はぁ…なんだよ…』 結局俺が戸締りをして、家路についた。

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