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『ん…?』
あ…
またやってしまった。
目を覚ますと隣には三好が気持ち良さそうな顔で眠っていて…
思い出しただけでも恥ずかしい。
結局2人でイッて、お互いのモノを綺麗にするために一緒に風呂に入って…
余分な布団もないので一緒にベッドで眠って…
って、俺は何をやってんだよ…
自分のビッチ加減に溜息をついた。
いや、でもさ、酒も入ってたし…
って、これは言い訳だ。
寝ている三好を起こさないようにベッドから出ると、キッチンに立ち朝飯の準備を始めた。
『あっ…鈴木さん…。おはようございます…』
サラダを作っていると三好が起きたようで、目を擦りながらキッチンにやってきた。
『おはよ。』
『朝飯…ですか?』
『おう…こんなんしかできないけどいい?』
『いやいや、十分ですよ‼︎』
そう言いながら三好は俺の作ったサラダを食卓へと運ぶ。
パンをトーストして、コーヒーを淹れて、俺たちは席に着いた。
『昨日は…すまん。』
『えっ?なんで謝るんですか⁉︎』
『いや…その …』
『俺は…よかったですよ‼︎まぁ…物足りない感はありましたけど…』
イタズラな顔をして笑いながら三好が言った。
『物足りない感…?』
『そりゃまぁ…ね?って、全部言わせないでくださいよ‼︎』
今度は照れながら頭を掻く三好。
えっ?あっ…えぇっ…⁉︎
そういうこと?
ヤりたかった…みたいな?
ちょっ…ほんと俺軽はずみでこんなことしてちゃダメだ。
掘られる…
でもなんだか少しの興味となんとも言えない空気のドキドキが入り混じって、変な感じだ。
『く…食お‼︎飯‼︎食お‼︎』
『はい…』
そのあと三好は帰って行き、俺は健太郎の見舞いのために病院に向かったのだった。
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