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第48話
(錦ver.)
「あー…、腹減った。」
夜中に急に腹減ってきてとりあえずコンビニに行くことにした。
「コンビニ弁当生活もそろそろやめやな体に影響が出てくるなぁ…」
最近の疲労感が半端ない。
栄養無いもんばっか食ってるからやろなぁ。
かといって自炊なんかめんどくさくてやってられん。
「ふー…。どーしょか。」
まぁ、明日になったら考えればええわ。
最近は毎日こればっか考えてる気するけど。
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『うぇっ、気持ち悪…ッ!』
コンビニからの帰り道、電柱で体を支えとる男が奥の方に見えた。
なんや、酔っ払いか。
道端で吐くとかプライド無いんかねぇ。
まぁ、面倒事の嫌いな俺や、完全スルーで横を通り過ぎようと思ったら…。
「んぁ?アンタ、まこ…?」
「え…、誰……?真咲?真咲ぃぃぃ〜!」
「ちょっ、離せ酔っ払い!てか酒くっさ!あ〜もう!抱きつくなっちゅーねん!ちゃんと自分で立てや!」
酔っ払いは、まこやった。
そして俺を見るなり自分の番と見間違えるまこ。
似てるとこら1つも無いのになんで間違えんねん…。
「真咲〜、まさきぃ〜!迎えに来てくれるなんて俺、嬉しい!」
しかもなんかめっちゃ喜んどるし。
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