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第10話
「やっめ、っ!離せっ、うわっ、ひゃっ!」
「はいはい、1人じゃ、よお歩けんくせに黙っとき〜。」
くっそ!
鮫島はなぜかニヤニヤしてる。
もう何でもいいから早く下ろして欲しかった。
「着いたで、ここ俺んち。」
「え……?」
これは運命というべきか。
それともただの悪運か。
「俺んちの、となり……?」
まさか、そんな事…
「へぇ、お隣さんやったんか〜。んじゃ、改めまして、隣に引っ越してきた鮫島 錦と申します。よろしゅう」
これは、やばい。
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