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第12話
バタン。とドアがしまる。
「あの、もう降ろして…」
恥ずかしさやなにやらで俺はどうにかなってしまいそうだった。
「ん、おぉ。ちょっと待ってなー。」
鮫島は俺を担ぎながら歩き出した。
「え、ちょ、どこいく…」
「んー?ベッド。床やったら痛いやろ。」
「なっ…!」
ベッドって…、アルファがオメガをベッドにって…。
なんかやばい様な気がする。
「え、ちょ、床でいいよ、俺…っ」
「ふーん?そんなことゆーても、もうベッドやしなぁ。」
気付いたら俺はベッドに乗せられた。
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