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6-4

部屋に入るなり始まった和泉の猛攻に雄太は一気にノックアウト寸前まで追い詰められた。 しかしながら和泉は残酷に寸止めにする。 扉に寄りかかった雄太を上目遣いに見上げ、先端を頬張ったまま、根元をきつめに握り締める。 「ひっ」 「だめだよ、まだ、だめ」 口に含んだままそう言うと甲斐甲斐しくカリ首を舐め回す。 中程まで口にすると勢いよくバキュームフェラを仕掛けてくる。 「ひぃ~~っ、いっ和泉さぁんっ」 「僕ね、今日一日ずっっっと、このコのこと考えてたよ?」 「ひぃっ」 さらにぎゅっと根元を握られて雄太は情けない悲鳴を上げた。 ドア伝いにそのままずるずると床へ滑り落ちていく。 それでも和泉は離れない。 脈打つペニスの根元を握る一方、片手でしごき、鈴口をぬるぬると舌先で舐った。 「雄太君は? 何考えてたの?」 「むっ、むらむらしてましたぁっ」 「本当?」 「んぁぁっ、や、やっぱり毎日和泉さんとしたいです……!」 すると、やっと、和泉はきつく握っていた根元を解放した。 塞き止めていた射精を煽るように掌をより激しく上下させ、ビクビク震える亀頭を舌尖で隈なく刺激してやる。 「あっあっ出ちゃう……!!」 雄太は腰を反らした。 次の瞬間、和泉の唇や頬、眼鏡のレンズに大量の白濁した飛沫が。 「……ん……いつもより濃いかも」 和泉は唇についた白濁雫を器用に舐めとると、眼鏡を外し、カーゴパンツのポケットに入れていたタオルハンカチでレンズを拭った。 その最中に雄太は横から擦り寄ると、自身の放ったものが滴っているにも関わらず、和泉の首筋や頬をしつこく舐め出した。 一度達したはずの熱源を未だ硬く勃ち上がらせたまま。 「和泉さぁん……」 「ふふ、公園で会った子みたいだよ?」 「……犬はこんな風にキスできません」 そう言って雄太は和泉の唇を唇でぴたりと覆った。 一番の性感帯を細めた舌でぴちゃぴちゃ愛撫してやると、和泉は眼鏡を床に置いて、Tシャツを着たままの肩に両腕を回してきた。 ベッドへ行く数秒も惜しく雄太はそこで和泉に挿入した。 片足を跨ぎ、片足を肩まで持ち上げた松葉崩しで、今日一日我慢していたムラムラを勢いある腰フリで解消させようと励んだ。 「あっあっすごいっすごいですっ和泉さぁんっっ」 「雄太君……いつもよりこんな奥まできて……しかも最初にこれって……」 いつの間にこんなにエロくなったの? 「……和泉さんの……っ、せいで、す」 はぁはぁ息を吐きながら全身を上気させた雄太は、さらに片足を担ぎ、より深いところをずんっと突いた。 角度が変わり、触れていなかった肉壁を擦り上げられ、シャツを乱した和泉は甘いため息をついた。 「あ……ん」 ムラムラムラムラムラムラ。 雄太のムラムラ度がほぼ頂点に達する。 一人早い暴発を免れるため、雄太は先走りにしっとり濡れた和泉のペニスをしごき始めた。 「あ、雄太く、ん……っ」 「い、一緒にいって、和泉さん……ああっ、し、締まるっっ、ここ締まっちゃう……!」 通路に聞こえんばかりの声で喚きながら雄太は手と腰を一心不乱に動かす。 硬い床の上、和泉は艶やかな仕草で胸を反らした。 「あ……っ」 雄太の掌に温んだ白濁が放埓に弾かれる。 次の瞬間。 「わぁぁぁぁっっ締まるぅぅ…………っっっ!!!!!」 絶叫紛いの大声を出して雄太は和泉に中出しした。 二度目だというのに勢い冷めやらぬ熱量に和泉は呻吟しつつも、素早く、遠吠えじみた声を未だ上げようとする雄太の唇を手で塞いだ。 「んぐぐぅぅぅ~……!!」 掌に涎をだらだら垂らして絶頂にひくつく雄太。 和泉は濡れた眼差しでそんな雄太を愛しげに見上げた。 「こんなにも元気溌剌な雄太君が味わえるのなら、お預けも悪くないかもね」 「んん~(無理です、絶対無理)」 「一週間くらい禁欲生活してみようか?」 「んぐ(禁断症状出てムラムラの余り死んじゃいます)」

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