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7-5
広い公園にはバリアフリーの公衆トイレが設置されていた。
「はにゃ……いずみ、さぁん……」
「高校生で野外オナニーしちゃうなんてイケナイコだね?」
だって和泉さんが「しないと一週間禁欲だよ?」なんて脅すから……!
今の雄太にそんな文句を言える余裕はなかった。
「いつもより僕の奥まで来てるみたい」
蓋をした洋式トイレに座る雄太の上に向かい合って座った和泉。
つまり、対面座位中、だった。
下肢の衣服を脱ぎ捨て、依然として昂っていた雄太を自ら深々と後孔にくわえ込み、絶え間なく腰を揺すっている。
手コキで濡れ渡っていた亀頭は和泉の奥の奥まで貫いていた。
「ね……今度は学校でしてみる?」
「ふぇっ?」
「休み時間、トイレの個室で全裸になって、オナニーしてみる?」
雄太は「嫌」と口にする代わりにその双眸にじわぁっと涙を溜めた。
「やだなぁ、冗談だよ?」
和泉は微笑してそう言ったが、本心はどうだか……。
「だけど今日は本当頑張ったね。よくできました、雄太君……?」
和泉は涙目で喘ぐ雄太に一番の性感帯である唇を委ねてやった。
今になって電話ボックス内の心細さを改めて肌身に覚え、雄太は、無心で口づけた。
「ん……む、ぅ……ふぅん……っ」
鼻から抜けるような甘えた吐息を零して和泉の艶やかな唇を貪り味わう。
シャツの下から露出した太腿を揉み、尻を掴み、前後に揺らす。
「ん……っゆう、たくん……」
唾液を交換し、ぬちゅぬちゅくちゅくちゅ、舌粘膜同士を捏ね繰り合う。
「はぁ……いずみさん……っ」
座位では物足りなくなり、下肢を繋げたまま、雄太は和泉を抱き上げた。
タイル張りの壁に和泉の背中を押しつける。
片足を持ち上げ、片足で立たせて、激しくピストンする。
「ん……ゆうた、くん……すごい……」
口腔に溢れていた雄太の唾液をこくんと飲み干し、和泉は、艶やかに微笑した。
雄太のTシャツを捲り上げて直に乳首をきゅっと摘まんだ。
「んひぃ」
「僕のこと突きながら、こんなにコリコリさせて……やっぱりイケナイコだなぁ」
くにくにぐにぐに乳首を捏ね回されて、雄太は、和泉の体内でペニスをびくびく痙攣させた。
我を忘れて盛りのついたケダモノみたいにひたすら腰を振る。
整えられた和泉の爪の先っちょが乳首の先を掠った、その瞬間。
「ふぎゃぁぁ…………!!!!」
腰付近をびくんびくん打ち震わせて射精した。
「ふぁぁぁっ……いずみ、さぁ、ん……ふぁぁ~~……っ」
和泉は振動中の雄太の腰元に片足を絡め、ぐっと引き寄せ、愛しい体液を搾取した。
「雄太君……僕にぜーーーんぶ出しきってね……?」
「ふぎゃぁぁ~~…………」
「ふふ、かわいい……」
我が身を支えていた雄太の真っ赤な耳たぶが愛しい余り、ぱくっと噛みついた……。
「ねぇねぇ、雄太君」
「はい?」
「今度は僕に指示してみる?」
「……」
「……鼻血、出てるよ?」
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