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「しー。シドとお隣さんがびっくりしちゃう、雄太君」 「いいいい和泉さん、危険です! 早く保健所に来てもらいましょう!!」 「保健所……?」 「しょしょしょ処分してもらわないと!!」 雄太の言葉に和泉は珍しく双眸を見開かせて。 細い肩を震わせたかと思うと、滑らかな頬に、一筋の涙を。 「そんな……シドを処分だなんて……こんなに可愛いのに」 「可愛くないですぅぅぅう!! ぜんっぜん可愛くないですぅぅう!!」 とうとう大声で本音を洩らした雄太に、和泉は、すぐに嘘泣きの涙を引っ込めた。 シドと距離をとって、わなわなしている雄太に、優しく言い聞かせる。 「僕がシドを育てたのは雄太君のためでもあるんだよ?」 やばい。 すごく、嫌な、予感。 背筋に悪寒が走って凍りつく雄太。 距離をとっていたはずのシドがこっそり伸ばした触手、そのぬめぬめした先端が、雄太の足首に……。 「ひっひどぃぃぃい!! ここここれっ今までで最上級にひどいですよぉ、和泉さぁぁん!!」 制服雄太にぐるぐる巻きついたシド触手。 ばんざいしたポーズで両手両足を雁字搦めにされて、シャツを引き裂かれて、覗いた肌に這い回る先っぽ達。 滑った、粘っこい、鼓膜を舐められているような卑猥な音色が後を絶たない。 ぶつぶつ触手が両方の乳首を同時にぐりぐりしてくる。 いぼいぼ触手はズボンどころかパンツの中にまで侵入し、狭苦しい生地の内側でペニスを頻りに刺激してくる。 「んぐ…………!!」 あろうことか口腔にまでごつごつ触手が滑り込んできた。 大きすぎず、小さすぎず、丁度いいサイズのごつごつ触手が舌粘膜に擦り寄ってきたり、唇をずぼずぼ行き来したりする。 な、なにこれ、俺、フェラさせられてるみたい。 「んんぅぅ……っ」 「シドは雄太君のこと、大好きなんだよ?」 真正面で見物している和泉。 いとおしそうにシドに絡みつかれている雄太を見つめている。 「ペットは飼い主に似るって、あれ、本当だったんだね」 「んぐ?」 「僕も大好きだもの、雄太君のこと」 こんな状況下、雄太は、頬を紅潮させて恥らいながらも改めて告白してきた和泉にどきっとした。 「一目見ただけで心を奪われたんだね、きっと……だって雄太君はこんなにも素敵だから」

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