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ちゅぽんっ、口腔を這い回っていたごつごつ触手が遠ざかった。 シドの纏う粘液で汚れた唇を、拭いもせずに、和泉は。 白い両手をべとべとの頬に宛がって雄太にキスした。 「……ふ……ぁぁ……いず、み、さぁん……」 ごつごつ触手に荒らされた分、和泉の唇がやたら甘く感じられて、雄太は夢中になって、愛しい舌先を食べてしまいそうな勢いでキスに溺れた。 細タイプの器用な触手がかちゃかちゃと雄太のベルトやズボンのホックを外す。 寛げた股間、パンツまでずり下ろされて、ぶるんと飛び出た雄太のペニスは粘液塗れ、その中にはカウパーも含まれていて。 雄太はちゃっかり勃起していた。 「んんんんぅぅぅぅ!!??」 複数の細触手が竿にくるくる巻きつくなり、ずーりずーり、ピストンを始めた。 ぶつぶつ触手が乳首やら腹やらおへそにずりゅずりゅ纏わりつく中、徐々に、早まるピストン。 それでも和泉との甘いキスを解きたくなくて、雄太は、無我夢中で彼と舌尖を交わらせ続ける。 が、亀頭先端に極細触手がたかり、拡張を試みてぎちゅぎちゅ尿道挿入を始めると、さすがにキスを中断せざるをえなくなった。 「きゃぁぁぁぁぁあ!」 「雄太君、女の子みたい」 「だだだだって、こここっこんなのぉぉっっきゃぁぁぁぁあ!!」 「さすがにこのまま続けたらお巡りさんが駆けつけてきそうだね」 シド、ストップ。 和泉が澄んだ声でそう命じると、雄太に絡みついていた触手が一斉に退去した。 支えを失って、くたりと脱力した雄太を、和泉はすかさず抱きとめる。 「ふにゃ……和泉さぁん……」 許容範囲を超えるか超えないか、ぎりぎりの触手攻めに発熱している雄太の頭を、和泉は優しく撫でてやった。

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