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嬉しさよりも驚きが勝った雄太はイスに着席したまま硬直した。 生徒の雄太にぬるぬる口づけながら、和泉は、わざわざ机を乗り越えた。 驚きのあまり反応できずにいる生徒の膝に乗っかってくる。 「ふ……尾上君……」 上擦った声で名前を呼ばれて雄太はやっと反応した。 膝上に乗っかった和泉を夢中で抱きしめてキスに応える。 「ふぁ……せん、せぇ……んっ」 あっという間に雄太の口元は唾液塗れに。 熱烈な口づけにたがが外れて、つい、白衣越しに教師の尻を力いっぱい揉んでしまう。 「ん……っ」 痛いくらいに揉まれた和泉は唇を離して項垂れた。 我に返った雄太は口元をだらだらさせつつ慌てた。 「先生ごめん……っ、俺、嬉しくてつい……」 周章する雄太の視線の先で和泉はそっと顔を上げた。 濡れた唇は艶々と光を帯び、いつにもまして瑞々しい。 湿った双眸は逸らすのも惜しいほどに扇情的だった。 「うん、僕も嬉しいよ」 「え?」 「バスケ部のロッカーから君の汗に濡れたシャツその他を失敬して、いろんな妄想に耽っていたから」 「あの変態ロッカー荒らしって先生だったの?」 「食べ残しのパンも失敬したよ」 「ゴミ箱に捨てたやつ?」 驚きの連続に雄太が目を丸くしていたら、和泉は膝上から机の上へと移動した。 白衣を乱してストライプ柄のスラックスに覆われた足を広げ、顎を引き、上目遣いで雄太を見つめる。 「先生のこと、好きにしていいよ……?」 雄太は思わずごくりと唾を飲んだ。 とかなんとか言っておきながら。 「あぁぁぁ……せっせんせっ……せんせぇっだめぇぇ!」

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