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「伯父さん」 テーブルに突っ伏して寝かかっていた雄大に湊は寄り添う。 力なく置かれていた骨張った手に白い手を重ねる。 ひんやりした柔らかな指を、缶の水滴で湿った長い指に絡めてみる。 「ん……」 雄大が頭を起こした。 とろんとしたぼんやり眼と目が合い、湊は、優しく囁きかける。 「ね、ベッドで寝ましょう?」 「んーー……」 手を繋ぐようにして自分より大柄な雄大を引っ張り、すぐそばにあるベッドへいざなう。 雄大はごろんと横になった。 ごろんと横になった雄大に湊は乗っかった。 「伯父さん、今日も苛々させてごめんなさい」 「ん……あ……こら、湊……」 「でも伯父さんが悪いんだよ?」 「……な……んで……あっ」 「伯父さんが僕の知らないところで浮気しようとするから」 「あ……あ……」 雄大は苦しげに身を捩じらせる。 アルコールで火照る伯父に乗っかった湊は最も熱いところを両手で優しく、さらに温めた。 「伯父さんは将来僕のお嫁さんになるんだよ?」 「……っ……ぁ……みな、と……」 くちゅくちゅと糸引くような音がしばし続けられた。 雄大の喉仏がぴくぴく震えるのを、汚れないよう捲り上げたワイシャツ下に覗く腹がぶるぶる波打つのを、湊はうっとり眺めながら。 両手をもっと雄大の雫で濡らしていく。 「あ……っ……っ」 雄大はもどかしげに腰を反らして下半身をぶるぶるさせた。 すると湊は。 雄大の我が子ちゃんをそれは綺麗にお口でお掃除して、自分の手にべったりくっついていた雄大の子種ちゃんsも綺麗にぺろぺろして、頬に飛んでいた分も指で掬ってぺろぺろして、雄大の腹に飛び散っていた分も一滴ずつ丁寧にぺろぺろした。 雄大はすでに夢の中だ。 ティッシュでお掃除を完了させると、乱れていた服を再び着せてやって、湊は嬉しそうに隣でごろんとなる。 「伯父さんは将来僕のお嫁さんになるんですよ……?」 まるで呪い……ではなく、子守唄のように耳元で囁いて上布団を引っ張り上げ、甥っ子は伯父の懐で眠りについた。 雄大はもちろん覚えていた。 前は全力で拒んでいたが、湊のあまりの押しの強さに負け、ずるずる、ずるずると……。 「……俺って人でなし」 「え? どうしてですか?」 伯父さんはなぁんにもしてないじゃないですか。 「人でなしは将来伯父さんの処女を奪っちゃう僕の方ですよ、ふふふっ」 「……いやだぁぁぁぁあ!!!!」

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