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「おっお菓子って……俺は甘いの食わないんだよ……っあ、歌舞伎揚げならそこの棚に……!」
「甘いお菓子がいいの」
雄大の頭側に座り込む湊、床に膝を突くと、距離を一気に縮めた。
甥っ子は伯父にキスした。
逆向きの口づけに雄大は目を見開かせる。
ぬるぬる触手で肌を虐げられる中、湊の細やかな舌遣いに、しかもこれまで経験したことのない逆向きというシチュエーションに。
年柄もなくどきどきしてしまう。
やっやめろぉっクソガキ甥っ子にどきどきなんかするな、俺!!!!
「ん……っぁ……」
クソ、勝手に喘ぎ声が出る……!
って、んんんんん!!??
雄大の体がびくりと跳ねた。
いやに過剰な反応に湊は双眸を瞬かせ、キスを中断してみたら。
「あっああああっちょ、ケツっっケツにきて……!!!!」
湊の目の色が変わった。
床の上でびくびく跳ねまくる雄大のシャツを一息に捲り上げる。
脇腹に張りついてスゥエットの中にまで触手を侵入させてお尻を弄くろうとしているシドを見つけると。
べりぃっと雄大の体からペットを引き剥がした。
「いでっっっ!!」
「シドってば。いくら大好きだからって。お尻はだめ」
伯父さんの処女は僕がもらうんだから。
そう囁いて金魚鉢にシドをぽちゃりと戻す。
伸びていた触手がしゅるしゅる縮んだかと思うと、水飛沫を散らして、世にも珍しいペットはただのどぎついピンク色の塊に戻った。
「はぁはぁ……この……クソガキ……イタズラが過ぎるぞ……!」
まだ涙目の雄大、唇は唾液でぐっしょり濡れ、シャツが捲れて曝された肌はシドの粘液でぬるぬるしていた。
湊は金魚鉢の中でちゃぷちゃぷ泳ぐシドを隅に追いやると、ふふふっと、しかめっつらの雄大に笑いかけた。
「ハロウィンだもの、イタズラしてなんぼ、そうだよね?」
「……お前、ハロウィンを何だと思ってんだ」
「シドで汚れちゃったね、綺麗にしてあげるね、伯父さん?」
「ひぃあ!! 舐めるな、湊ぉ!!!!」
雄大の悪夢はまだまだ終わらない……。
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