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27-みんなの冬休み

「和泉さん、また湊がいないです」 「雄大君のところでしょ」 「ですよね。きっとまた怒って電話してくるんだろうな、あいつ」 「……ねぇ、雄太君……」 医療機器商社営業部課長という肩書きの和泉は貴重な冬休みを自宅でのんびり満喫していた。 コタツに入っていた大黒柱の向かい側に座った主夫の雄太、意味ありげなニュアンス含む改まった呼びかけに目をぱちぱちさせた。 年齢不詳の美人男嫁なる和泉はやはり意味深に微笑んでいる。 あ。 和泉さん、なにかえろいこと考えてるな。 「冬休みで湊が家にいて、僕達、しばらくご無沙汰だったよね?」 「うん……します?」 「したいな」 「……じゃあ、寝室に、!?」 むにゅっ 雄太はどきっとした。 コタツに埋めた下半身に不意打ちなるタイミングで届いた和泉の足。 股間をやんわりふみふみしてくる。 「ここでいいんじゃない?」 「え……こ、ここで?」 「コタツで。興奮しない?」 和泉は魅惑の足裏で雄太の股間をチノパン越しに巧みに刺激した。 たちまちむくむくしてくる雄太の股間。 パンツやチノパンが一気に張り詰める。 「あれ? もう勃起したの?」 「ううう……はぁい」 「雄太君も溜まってたんだね」 片肘で頬杖を突いた和泉は色っぽく笑う。 襟シャツにVネックのセーターで、滑らかな首筋、鎖骨がさり気なく外気に覗いている。 ミカンを食べたばかりの薄赤い唇は果汁の甘い味がするに違いない。 「ふふ、このままいっちゃう?」 「ああ……だめ……っ和泉さぁん……」 「ほらほら」 「ひ! きっきもちいいです!」 「三十過ぎても感度抜群だね……嬉しいな……そのままパンツいっぱい汚してみて?」 「ひぃ~~……」 「見て、叔父さん、大吉だよ」 「……」 「あれ、叔父さん、大凶? 僕初めて見ました」  「うるさい」

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