48 / 132
朝から×××
千秋さんの顔は頭を撫でている手と同じように、すごく優しい顔で微笑んでいる。
優しい千秋さんも好き。落ち込んでいる俺を優しく励ましてくれる。
昨日の夜のようにギラギラした瞳――まるで欲情した雄のような顔。
色気を垂れ流して、セクシーすぎる千秋さんは普段とはあまりにもかけ離れていて――これがギャップなんだろう。
でもそんな千秋さんもやっぱり好きだな。
そんな千秋さんをもう一度見たい…。
今度じゃなくて、今すぐに。
朝からそんな破廉恥なことを考えている俺は、自分の手をゆっくり下ろし千秋さんの股間にズボン越しに触った。
「…ちょっ、ちょっと碧くん!?」
千秋さんはいきなり俺に触られたことで、かなり動揺している。
そんな顔が、ちょっと可愛い。
昨日とはまた違った一面に嬉しくなる。
俺は千秋さんの朝勃ちしているものをわさわさと焦れったく触る。
「…うっ」
眉を顰め漏れた声が千秋さんの普段の声より全然違って、低く唸っているようだ。
感じてくれてる。
千秋さんが俺の手で感じてるんだ――。
先ほどより少し大きくなったものが嬉しい。
俺はゆっくりスウェットのウエスト部分から手を進入し、パンツ越しに触ってみる。
「……っ!碧っほんとにいいから」
千秋さんはパンツ越しにタマの部分を触っていた俺の手を握った。
「全くもう。いいって言ってるのに」
俺の頭をポンポンと撫でた千秋さん。
「……でもっ、昨日、俺だけ気持ちよくなって、最後までできなかったし…。それに千秋さん中途半端なところで俺、気絶するし……」
「大丈夫だよ。気にしなくていいんだよ?」
俺を優しく抱きしめてくれた。
温かい胸の中、千秋さんの香りで落ち着く。
「……だめっ!今日は俺が千秋さんを気持ちよくさせるの」
胸の中で千秋さんの香りを嗅ぎながら、落ち着いていたが、はっと気づく。
「…もう、なんでそんなに可愛いの」
千秋さんは耳元で唸ったあと、抱きしめていた腕を離し、俺を仰向けに寝かせた。
ともだちにシェアしよう!