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朝から×××

「碧に気持ちよくしてもらうのも、嬉しいけど――」  そう言いながら仰向けに寝た俺の上に跨って、上体を下げ俺の耳元に顔を近づけた。 「――俺は碧を気持ちよくさせるほうが好きだな」  耳元で囁きふーっと息を吹きかけた。  千秋さんの低い声は、昨日の夜聞いた声でドキドキする。 「誘ってきたのは碧だからね」  耳から離れた顔は完全に欲情している顔で、色気が垂れ流されている。  ギラギラした瞳で見詰められると、固まってしまう。  顔はどんどん下がっていき、俺の首筋にちゅっと吸い付いた。 「……あッ」  強く強く吸いついて、吸いつくのをやめたと思えば、ぺろっとひと舐めした。  吸いつかれた場所がジリジリと熱い。  千秋さんは人差し指で吸いついた場所を優しく撫で、顔は下に下がっていく。 「碧は鎖骨も感じるよね」  鎖骨の窪みを千秋さんの舌が縦横無尽に舐める。 「……いやぁっ」  ギラギラした瞳で俺の顔を見詰めながら、舌は鎖骨を執拗に舐める。  そして、指が胸の突起を弄ろうとした時――。ピンポーン。と来客を知らせるチャイムが鳴った。  千秋さんはそれでも俺から離れず、もう一度首筋をぺろっと舐めている。 「……んっ…ち、千秋さんっ」  俺の上に覆いかぶさっている千秋さんの胸を押して、離れさせようとするが、それが嫌なのか先ほど吸った場所をまた強く吸った。 「…いっ……誰かきた」  少し痛いほど吸い、ちゅっという音ともに離れた唇。 「…無視しよう」  ギラギラ欲情した瞳で俺を見詰めている千秋さんは、半開きの俺の唇を食べる勢いで口付けした。  舌がいきなり入ってくる。 「…はぁっ…」  何度も角度を変えながら繰り返す、獰猛で濃厚な口づけ。  気持ちよすぎる口づけは、来客が来ていることも頭の片隅に追いやるほどで、俺も千秋さんの舌に吸いつく。

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