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甘い甘いひととき

「……いやぁッ」  耳の穴を舐め、息をふーっと吹きかけた千秋さんは、そのまま首筋にも顔を近づける。  首筋をツーっと下から上に舐め、チュッと吸い付き、何度も何度も噛むほど強く吸い付く。 「……くっきり付いた」  首筋から顔を離した千秋さんは、俺の唇を奪いながら、手は服の裾から入れ乳首を指で優しく擦る。 「はぁっ……やぁっ」  口内を縦横無尽に動き回る舌と、乳首の刺激におかしくなりそうで、唇から涎がツーっと顎を伝って首筋まで垂れてる。  千秋さんは唇を離し、伝っている涎を綺麗に舐めとり、思いっきり服を捲って両手で乳首をつまんだ。 「碧、乳首、敏感だよね。もしかして乳首弄られたことあるの?」  怒ったように言った千秋さんは、摘んでいる力を少し強くした。 「……あッ…はっはじめて…ッ」  そんな強い刺激でさえも、快感になる。 「へぇー。碧はじゃあ、感じやすいんだね」  千秋さんはそう言い、摘んでいた乳首を避けて周りを舐め始めた。 「……いやぁっ…」  さっきまで、強い刺激を与えられていた乳首を避けるように、周りをぐるぐる舐める。  俺は刺激の欲しい突起も舐めて欲しくて、体を動かすが千秋さんはそれを無視して周りだけを舐める。 「…もうっ…」 「どうしたの?」  そんな俺に気づいてるはずなのに、白々しく聞いてくる千秋さん。 「碧は俺にどうしてほしいの?ちゃんと言わないとわからないよ?」  上目遣いで俺の顔を見ている。 「………っ…ここっ…ここ舐めてっ」  俺は千秋さんの顔を自分の乳首に持っていく。 「ふふっ。よく出来ました」  そう言った息でさえも、刺激になった俺は感じてしまう。 「もう、どんだけ感じやすいの」  千秋さんはそう言い、乳首を吸い、もう一つは指で捏ねる。 「……あぁッ」  両方それぞれ違う刺激に、気持ちよすぎてイってしまった俺。  えっ…下、触ってないのに……。

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