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体中を散らばる赤い花

「…どこ触って欲しいの?ちゃんと言って?」  恍惚するほどの声で囁いた。  自分の口で言うなんて恥ずかしい……  言うまで触らないと顔で訴える千秋さん。  俺は思い切って、服の裾を上げる――。    千秋さんの顔はさっきまでの意地悪そうな笑顔から、驚愕したように目を見開いてる。  俺はそんな千秋さんにお構いなしに、胸の周りを弄っていた手を握る。  そのまま――ゆっくりと自分の胸の突起に持っていく。 「……ここ…触って…?」  聞こえるか聞こえないかぐらいの小さい声で呟いた。  まだ瞠目している千秋さん。  ………恥ずかしい…。 「…なんで顔、隠すの?」  真っ赤な顔を隠すように、両手で顔を覆った俺の手を掴んだ。 「あんなに大胆なことしたのに」  覆っていた俺の手をゆっくりはがし、顔の横に押さえた。  絡めるように繋いだ手。 「――すごくエロくて……かわいい」  低く甘い声。  エロいって、千秋さんの方が色気だた漏れで――熱っぽい表情…エロすぎます。  ぼぉっと煽情的な千秋さんを見詰める。 「折角、こんなにエロくおねだりしてくれたから――」  そう言った千秋さんは、俺の胸に顔を近づけた。  さっき散々、指で弄った突起の周りを舌で舐める。 「……ひゃっぁ…」  突起に舌が触れる。 「…いやぁっ……」  舌先で突起を擦る。そのまま、乳輪まで食べる勢いで食む。  舌のザラザラした部分が突起に触れる、それが物凄く気持ちいい。 「……ぁッ…いやぁあっ…!」  千秋さんの白い歯が、軽く甘噛みした。  いきなりの強い刺激に背を仰け反ってしまった。  何度か甘噛みした千秋さんは、いきなり吸い出した。 「あぁッ…!」  吸っていない方は、親指と人差し指で摘んで擦る。  両方から違う刺激が襲ってくる。

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