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花火大会りんご飴の情欲
高宮千秋side
ベットの上。
隣には気持ちよさそうに寝ている碧。
頭を撫でながら真っ黒で綺麗な髪を指先で弄る。
耳元の髪の毛を弄っていたので、耳朶にも指が当たってしまい、「……んーっ」と色っぽい声を出しながら、ゆっくり目を開けた。
完全に目を開けた碧の黒色の瞳に、横向きに寝ている俺の顔が映っている。
その距離があまりにも近くて、覚醒した碧の瞳が瞠目している。
可愛いな。
「おはよう」
俺は驚いた顔をしている碧が可愛くてにやけてしまう。
「えーと。おはようございます…。てか、千秋さんに寝顔見られてた……」
後半は独り言のように呟いたが、ばっちり聞こえた。
唸りながら両手で顔を隠している。
その姿があまりにも可愛すぎて、頬が緩む。
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